田舎暮らしやIJUターンをサポートする認定NPO法人 ふるさと回帰支援センター(東京・有楽町)は、毎年、同センターで開催する「ふるさと暮らし情報センター」の来場者 (個別相談、相談会・セミナー参加者等)を対象に、移住希望地域等についてのアンケートを実施しています。
本年2月に公表された2016年の結果によると、移住希望地域の1位は前年2位だった山梨県でした。2位は長野県(前年1位)、3位が静岡県(前年4位)となっています。
リンク先の図83は、この2016年の移住希望先ランキング1~10位の県の、2011年以降の順位の推移を示したものです。
http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2017/10/83_ijukibou.pdf
これによると、山梨県は2011年には15位、2012年には13位でしたが、近年は急速に順位を上げており、移住先としての人気が高まっている様子がうかがえます。なお、長野県は一貫して人気があります(1位か2位)。
この順位は、センターにおける移住相談会・セミナーの開催数だけではなく、外部でのセミナー等の取組みやセンターにおける相談員の配置状況によって変動しているとのことです。
また、本調査によると、移住相談件数は2011年の7,068件から2016年には26,426件へと3.7倍に増加しており、相談会・セミナーの開催数も同期間に65回から418回へと6.4倍に増加しているとのこと。
さらに、センター利用者のうち20~40代の割合が2011年の51%から2016年には68%へと上昇しており、若い世代を中心に「田園回帰」志向が強くなっていることも明らかにされています。
[参考]
認定NPO法人ふるさと回帰支援センター「2016年移住希望地域ランキング」
http://www.furusatokaiki.net/topics/131471/
ウェブサイト「フード・マイレージ資料室-F.M.豆知識」
http://food-mileage.jp/category/mame/