JR中央線で東京・高尾から3駅目が上野原。そこからバスで相模川水系鶴川を遡るように40分ほど北上したところに、上野原市西原(さいはら)地区があります。
山に囲まれ平坦地は少ないため、昔から蕎麦、あわ、ひえなどの雑穀や、小麦やジャガイモを中心とする農業が営まれてきました。
1950年代には約2,500人いた人口は現在は570人程度にまで減少しており、しかも65歳以上が半分を占めています。外形的には、典型的な中山間地の過疎地域です。
しかし、近年は都会から移住する人も多く、地元の方達と力を合わせて様々な新しい活動(例えば「雑穀の村復活プロジェクト」、古民家を改修した民宿等) に取り組んでいるなど、活気のある地域です。
毎年、JICAの研修生を受け入れるなど、国際交流にも力を入れています。
様々な活動の拠点となっているのが、交流施設「羽置(はおき)の里・びりゅう館」。
直売所やレストランを兼ね、蕎麦打ち体験もできます。ちなみに「羽置」とは平安時代におかれていた荘園(羽置庄)に由来し、鶴が羽を休めていたという言い伝えが残っています。
また、「びりゅう」は集落を流れる鶴川の支流・美流沢から名付けられています。
そのびりゅう館周辺で、今年も年1回の「西原ふるさと祭り」が開催されます。今年で26回目になるとのこと。
10月7日(土)の17時から21時までは前夜祭、翌8日(日)10時から15時までが本祭りです。
歌謡ショー(冠二郎さん)のほか郷土芸能(三頭太鼓、古在家神楽舞、藤尾獅子舞)が披露され、ふるさとの味覚(手打ち蕎麦、五目飯、酒まんじゅう、焼きもろこし、せいだのたまじ、手づくりパンなど)を楽しむことができます。
「ちびっこランド」の開設や福引大会も行われる予定です。
地域の方達(地元の方と移住者)が力を合わせて今年も開催する「西原ふるさと祭り」に、遊びに来ませんか。
[参考]
西原ふるさと祭り
http://www.hakken-uenohara.jp/entry.html?id=113302
びりゅう館
http://biryukan.com/
ウェブサイト「フード・マイレージ資料室-オーシャン・カレント」
http://food-mileage.jp/category/pr/