【ブログ】都会と産地をつなぐ “なみへい”と“フロマエ”

2017年の秋は天候不順が続きます。
 そのようななか、10月18日(水)は久しぶりの秋晴れ。

青空には鱗雲。ドウダンツツジにはクモが巣を張り、不思議なオブジェが出現。

1ヶ月ぶりに全国うまいもの交流サロン・なみへい(東京・神田)へ。
 「東京から故郷おこし」をコンセプトに地域活性化を目的としたご当地飲食店です。
 久しぶりの職場の同期会に6名が集まりました。

2017年10月の月替わりの特選コースは、岡山県真庭市(まにわし)と沖縄県八重瀬町(やえせちょう)の特集です。

最初のお皿は真庭市の特選食材から。
 古代米100%甘酒は食前酒として。前菜にはアマゴ一夜干し、原木椎茸と古代米の一口手まり。

二皿目は八重瀬町から、アグー豚のうで肉の唐揚げ、しまらっきょうの菊みそ添え、それにドラゴンフルーツの利休がけ。

毎月、選りすぐりの食材を、山本料理長さんはじめスタッフの皆さんが見た目も美しく提供して下さいます。

中皿は、真庭市のヒメノモチと原木椎茸入りそば粉ピザ。八重瀬町の伝統ピーマン「ちぐさ」が乗せられています。

主菜は、アグー豚の粕漬け焼きなど3種類の中から選べるのですが、私は先月の特選地域だった滋賀県の近江牛のグリルをチョイス。

鍋料理は、なみへい特製の薬草鍋。真庭市の薬草と八重瀬町のアグー豚が入っています。
 〆にラーメンを入れてスープまで全部頂きました。薬草効果で健康になるかも。

もっともその一方で、真庭市の御前酒など、アルコールもたらふく頂きました。

東京と地方を結ぶなみへいの料理とお酒に満足した翌日は、閉店間近のフロマエカフェ(東京・西日暮里)へ。

ここも、都会の消費者と地方の生産者を結び付けることをコンセプトの一つとした貴重なお店だったのですが。

様々なイベントも開催されましたが、この日は「西日暮里でオススメノ日本酒はこれだと酒部(叫ぶ!)」と題するイベント。第7回目になるそうです。

日本酒好きの仲間がオススメを1本ずつ持ち寄り、料理とともに楽しもうという趣旨。12名ほどが集まりました。

豆腐のナムル、からすみ、焼き魚。カブの甘酢漬け。
 それに酒かすのおむすび(発酵食品が多用されるのも、このお店の特色です)。

海老といりこ、落花生(「おおまさり」という大型の品種)、海苔のおむすび。いずれも「顔の見える」生産者の方達のものです。
 参加者のお一人が渋抜きして持参して下さった柿(甘い!)は、酒かすのディップをつけて頂きました。

寺田本家の「香取」ほか、10種類以上の日本酒が並びました。
 順番に頂きましたが、いずれも日本酒好きの方(利き酒師の方もおられました)のオススメだけに美味しいものばかり。一通り試飲(?)するだけでも、それなりの量になります。

最後にはラオスのフェアトレードコーヒーを頂きました。
 このお店は地産地消や国産品愛好だけではなく、フェアトレードにも尽力されているのです。

そのフロマエは、10月22日(日)で閉店します。
 トミヤマさん、トモさん、お疲れさまでした。スタッフの皆さんも、有難うございました。

なお、その後もこの場所はシェアカフェとして活用する構想があるとのこと。
 第8回「酒部」の開催案内を心待ちにしています。