【ブログ】フード・マイレージ(番來舎、江戸コン総合講座)

横田めぐみさん(当時13歳)が北朝鮮に拉致されてから、2017年11月15日で40年だそうです。
 父・滋さん(84歳)が撮影された写真展が、6~12日の間、新宿駅東西自由通路で開かれていました。
 ご両親が住む川崎市内のマンション住人有志による支援団体「あさがおの会」の主催とのことです。

11月10日(金)のタ方は、東京・駒場東大前駅からほど近いマンションの3階にある番來舎へ。
 福島・南相馬の番場さち子さんが運営する子どもたちの「居場所」、お母さんたちの「駆け込み寺」で、東京における福島からの避難者支援等の拠点でもあります。

ここでは随時、福島に関わるイベントや学習会も開催されており、私も何度か参加しているのですが(いずれも興味深い内容でした)、この日19時から開催されたのは「フード・マイレージ-あなたの食が私たちの社会を変える」。

昨年6月の市民研学習会に参加して下さった番場さんが、番來舎でもと声を掛けて下さり、この日の開催の運びとなったのです。

予定の19時を少し回ってスタート。
 普段は立錐の余地もないほどの盛況ですがこの日は10名ほどと少人数で、全員でテーブルを囲みます。

私からはスライド(説明資料はこちら)を使って説明。

私たちが選択した「食の激変」が、身近な健康面、日本の農業(食料自給率など)のみならず、地球規模の資源や環境にも負荷を与えている現状等について説明。
 さらに伝統野菜の取組み、いわゆる「風評被害」の問題や福島県の農業生産額が傾向的に減少していることについても触れました。

その後、番場さんが準備して下さった料理と飲み物を頂きながらの意見交換。
 食品ロスの問題と「フードバンク」の意義、栄養バランスが崩れている最大の問題は野菜不足ではないか、など様々な意見が出されました。
 いずれも実際に様々な分野で活動されている方達で、非常に意義のある交流ができました。

番場さん、貴重な機会を頂き有難うございました。

さて、翌11日(土)午前中は、東京・新宿駅にほど近いJA東京アグリパークへ。
 農業の魅力や重要性についての情報発信の場で、1階では「食べてみよう 学校給食人気メニュー」というイベントが開催されていました。

10時30分に開講したのは、江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座総合コース
 東京の伝統野菜である「江戸東京野菜」の魅力を伝えるエキスパートの資格取得講座で、今年で7回目となります。
 主催するNPO江戸東京野菜コンシェルジュ協会の福島秀史理事の進行で開会、納所二郎理事長から「今日が最終日。試験もあるので頑張って下さい」等の挨拶。

私は毎年、講座とワークショップを担当しています。
 前半は「フード・マイレージと地産地消」についてスライドを使って説明(資料はこちら)。

休憩を挟んで12時過ぎからの後半はグループに分かれてのワークショップです。
 話し合いながらカードを使って「今夜の晩ごはん」の献立を作り、フード・マイレージと食材輸送に伴うCO2排出量を実際に電卓を使って計算してもらうというもの。

さらに「未来のより豊かな『食』のために、私たちにできることとは?」をテーマに、アイディアを付せんにどんどん書き出して模造紙に貼り付け、中央に「私たちの宣言」(キャッチフレーズ)としてまとめてもらいます。

最後にグループごとに、話し合った内容を全員の前で発表。
「地産地消の概念を元にしてできるだけ国産消費に心がける」「身近な食材から食生活を見直す」「1食1食を意識して食べる」「国産(特に東京産)を食べよう」といったキャッチフレーズが並びました。
 また、レシピからではなく食材から献立を考えること、自ら産地等を意識して選択することの大切さ等についても発表がありました。

今年も多くの気付きを頂き、私も大いに学ぶことができました。

その後の休憩時間には、八幡名子さん(江戸東京野菜コンシェルジュ、多摩・八王子江戸東京野菜研究会)の手による江戸東京野菜の料理を試食。

ご自身で収穫されてきたという伝統大蔵大根、亀戸大根、後関晩生小松菜(土つき!)等を用いた煮物、サラダ、巻き寿司等をみんなで頂きました。
 八王子ショウガ(根の部分と葉の部分)を使った塩は、色も鮮やかです。

受講生の皆さんは、この後もう1コマの講義を受けられた後は検定試験。合格すれば江戸東京野菜コンシェルジュとして、それぞれの地域で活躍していくこととなります。
 地球環境問題などグローバルな課題も、その解決のためには、地域において地道な取組みが広がっていくことが必要です。
 コンシェルジュの皆さんの今後の活躍に期待したいと思います。

さて、私は新宿駅から大宮駅に移動、東北新幹線に乗り替えて福島に向かいました。
 毎年恒例のCSまちデザイン主催「福島ツアー」に、途中から合流します(その内容は稿を改めて紹介予定)。