国際連合食糧農業機関(FAO)のデータを基にした集計によると、世界主な国[注]の土地面積(河川、湖等を除く)の合計は約1億3千万平方km。うち森林の面積は約4千平方km、土地面積に占める割合(森林率)は30.6%となっています。
この森林率を比較したグラフがリンク先の図です。
http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2017/12/87_sinrinritu.pdf
これによると、森林率が最も高いのはフィンランドの73.1%で、次いで日本の68.5%となっています(3位はスウェーデンの68.4%)。その他の国は、ブラジルが60%近く、インドネシアやロシアが50%前後、アメリカ、カナダ、ドイツ、フランス等が30%台、オーストラリアやイギリスは10%台となっています。
このように、日本は世界でも有数の森林国なのです。
なお、森林率が高いということは、平坦地が少なく、農業の規模拡大には不利な条件にあることも示しています。
[注]OECD加盟国及び森林面積が1,000万ha以上でかつ人口が1,000万人以上の国。
[出典等]
農林水産省「平成28年度 森林・林業白書 参考資料」
http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/28hakusyo_h/material/m06.html
ウェブサイト「フード・マイレージ資料室-F.M.豆知識」
http://food-mileage.jp/category/mame/