【ブログ】夜の対話 Cafe 21

2018年1月31日(水)の終業後は、夜空を気にしながら、久しぶりに東京・港区にあるご近所ラボ新橋へ。

ご近所イノベーション実践に向けての拠点(研究室)、毎週水曜日は「対話ラボ」の日。
 そして毎月最終水曜日18時30分からは「夜の対話Cafe」が開催されています(この日は21回目になるとのこと)。

世話人のFさんを含め、年齢も性別も様々な10名ほどが参加。
 私は途中から参加したのですが、特段、自己紹介等も行われなかったようです(立場に関わりなく自由に発言するスタイルです)。

ホワイトボードには「対話の先に何を求めるか」とありました。このテーマも、冒頭、参加者の間で決めたもののようです。

対話の内容は多岐にわたりました(以下、文責は中田にあります)。
 例えば「対話は手段か目的か」。
 それぞれ目的(落としどころ)を意識して話すべきという意見の人もいれば、対話そのものが楽しいという人も。

その楽しさの内容は相手を理解することとの発言には、そもそも他人をどこまで理解できるのかという疑問が呈され、それに対して、他の人の考え方等を理解することが自分の考え方の切り口を増やすことにもなるとの意見が出されました。

関連して、大学で教えておられるという男性からは「84歳の人にインタビューした学生の論文に、自分は相手の姿を映す鏡になりたいとあった」と紹介。

「対話にはテーマが必要か」については、テーマのない対話はありえないのではという意見、特にテーマを設定しなくても対立点が明らかになれば対話は成り立つとの意見。
 話すことの練習のために参加しているという男性も。

SNSやネットも話題も出ました。
 会社の会議では地位や声の大きさに誘導されるが、SNS等は全くフラットである所がメリットであるとの意見。一方、直接対面することによる非言語コミュニケーションの重要性を指摘する女性。
 ラインが子どものいじめを助長している面もあるのでは、との意見も。

話題は色々と拡散し、特に結論めいたものはまとまりません(一般に哲学カフェとは、そのようなもののようです)。
 最後にFさんから「対話が成立する条件とは」という課題が投げかけられ、参加者全員がペーパーに書き出し、1人ずつ発表しました。

先入観を持たないこと、お互いイーブンの立場で相手を認め萎縮させないこと。
 相手の言うことを最後まで聞いて楽しむこと。結論を求めず「流れ」を楽しむこと。
 何を言っても大丈夫という安心感が必要、暖かい関係性が大事等の、様々な回答が出されました。

また、司会者の役割が重要、参加者は司会者に協力的であることが必要といった意見も。
 この日はFさんのコーディネートもあり、多くの人から「楽しい時間を過ごすことができた」との感想も出されました。
 ちなみに次回は2月28日(水)に開催予定とのことです。

ところでこの日、隣のテーブルでは、対話ラボの世話人の皆さん(器部)が当面の日程等について相談されていました。
 対話ラボも3月には100回目を向かえ、来年度に向けても色々と構想があるようです。

終了後は、いつもの近くの中華料理屋さんへ。
 お店に入ってからも時々、外に出て月を眺めます。

曇り空との予報は外れ、スーパー(でかい)ブルー(1ヶ月に2回目の満月)ブラッド(皆既月食)ムーンを望むことができました。残念ながらスマホのカメラでは捕らえ切れず。

先週はインフルエンザB級でダウンしていましたが、この夜の月を眺めるうち、すっかりと気分も体調も良くなりました。
 皆既(快気)月食だけに。