2018.4/9(月)
週始めのコツコツ小咄。
「紡ぐのは簡単ですか?」
「いと(糸)、難し」
撮影地:二ツ沼総合公園(福島・広野町、2018.4/8)
「Present Tree in ひろの」交流イベントの最初のプログラムは、昨年収穫したオーガニックコットンの綿繰りと糸紡ぎ。新兵器・チャルカを使っても、ブツブツと切れてなかなか綺麗な糸にはなりません。
2018.4/10(火)
今夜のコツコツ小咄。
「たくさんの人が集まりましたが、道路の交通整理など準備は万全ですね」
「はい。人出が多いのは見越し(神輿)ていましたから」
撮影地:福島・広野町(2018.4/8)
「Present Tree in ひろの」交流イベントのクライマックスは、震災から8年振りに復活した浜下り神事「たんたんぺろぺろ」の見学。地元の方達のほか、多くの観光客やマスコミ関係者がお神輿の行列を見守りました。福島県警の警察官の方の姿も。
2018.4/11(水)
久しぶりに東京・新橋で美味しいおむすびなど頂いた今夜のコツコツ小咄。
「8年振りのお神輿をご覧になって、どんなお気持ちですか」
「天にも昇り(幟)そうです」
撮影地:福島・広野町(2018.4/8)
8年振りに復活したお神輿を、地元の方達が感慨深そうに眺めておられました。この地区一帯は津波により大きな被害を受け、今も行方不明の方もおられるそうです。
2018.4/12(木)
東京・銀座で打上げの美酒を頂いた今夜のコツコツ小咄。
「停電で真っ暗だった部屋が、さっと明るくなったような心持ちです」
「そうなんですか」
「電灯(伝統)が復活しましたから」
撮影地:浅見川河口(福島・広野町、2018.4/8)
震災から8年ぶりに復活した「たんたんぺろぺろ」。勇壮に海に入って潮垢離を取りました。ちなみに原発が止まった今も、福島は東京圏への電力供給基地です。
2018.4/13(金)
今週最後のコツコツ小咄。
「桜の花びらが積み重なっていたよ」
「塵(チェリー)も積もれば山となる、だね」
撮影地:福島・広野町夜の森(2018.4/8)
かつての桜の名所の一部は今も帰還困難区域です。この日は盛りを過ぎていましたが、名残の花を求めて多くの方が歩いておられました。
ふるさとの再生を思う方達の気持ちも積み重なっていたようです。