【ブログ】2018年 夏のバー2題(東京・秋葉原、三鷹)

2018年8月22日(水)の終業後は、日本百貨店しょくひんかんへ。
 JR秋葉原駅から徒歩1分ほど。全国全ての地域のアンテナショップ(作り手と使い手の出会いの場)で、各地のこだわりの特産品等を求めることができます。

木桶職人復活プロジェクト」(香川・小豆島)の方達による大きな木の桶も展示されています。

併設されている飲食スペースでは、20日(月)から31日(金)までの間(平日の10日間)、復興バー銀座店が開かれています。

宮城・石巻市で(一社)ISHINOMAKI 2.0 が天井まで浸水した商店を修復・改装して2011年7月にオープンした復興バーが、2013年以降、毎年、「復興バー銀座店」として東京でも期間限定でオープンしているのです。

復興を応援する地域や特産品、マスターも日替わり。
 この日(第3夜)は、7月に大雨で大きな被害を蒙った「岡山県真備町を応援しよう!」。
 日替わりマスターは、なみへい(東京・神田)の川野元基さんです。

食事や飲み物は全てチケット制(全品 540円)。
 まずは、生は東京初登場というイシノマキ・ファームの「巻風エール」。地元産のホップを使っているそうで、爽やかな苦味があります。

料理は、岡山から直送の野菜の天ぷら盛り合わせ、蒸し野菜を頂きました。
 岡山・菊地酒造の日本酒「奇跡のお酒」も頂きました。自然栽培米が使用されているそうです。

それに、地元でボランティア活動もされている藤原智之さん(演農園、ぶどう農家)さんのシャインマスカットの食べ比べ。収穫時期をずらすことで全く味わいが異なります。飲み物は、東京初登場という石巻のビールと、「奇跡の日本酒」を頂きました。

偶然隣り合った方達と雑談。
 東京でのイベントをボランティアで支えておられる方、被災地に通っておられる方もいらっしゃいました。東日本大震災から7年半が過ぎ、「風化」が問われる言われる一方で、どっこい、今も復興に向けて取り組んでおられる方が多数いらっしゃいます。

翌23日(木)の終業後は、東京・三鷹の森の食卓へ。日曜日の森の読書会に参加したばかりです。

この日18時からは「森の食卓 夏ののんびり bar☆」が開かれていました。

もともと8月8日(水)に予定していたのが台風13号により延期され、この日のリベンジとなったのですが、またも台風が(しかも19、20号とダブルで)接近。
 幸い、雨風には降られませんでしたが、主催者(森の食卓オーナーのマキコさん)は嵐を呼ぶ方のようです。

そのマキコさんの手料理が並びました。この日、親娘で参加して下さった地元の農家の方(Sさん)の野菜もふんだんに使われています。
 12名ほどの参加者は、ゆるゆると料理やお酒、雑談を楽しみます。

19時30分頃から、マキコさんのお嬢さん・エイコさん(「森の読書会」主催者)による報告が始まりました。

昨年、就職していた会社をいったん退職し、バックパッカーとしてインドやアフリカを旅して来られたそうです。一部はツアーにも参加されましたが、ほとんどは1人旅で、地元の学校でボランティアなども経験されたとのこと。

タンザニアやエチオピアの大自然、人々の暮らし、食べたもの等の様子が次々とスライドで映写されます。実際に行かれた方の話は臨場感があります。

民族や文化の多様性に魅せられているというEikoさん。アフリカにもまた行ってみたいし、他の国・地域にも行ってみたいと話す表情が輝いていました。

続いてマキコさんから、栃木・佐野市にある母方のご実家の様子などについて。
 今は誰も住んでおらず、水田や畑は荒地になり、山は竹で覆われ始めているとのこと。獣害も深刻なようです。

エイコさんも一緒に何度か訪問、Sさん親娘も耕うん機をトラックに載せて運んで除草を手伝って下さったそうです。元・田んぼには今年はヒマワリを植えられたとのこと。

地元の方とも連携しながら、この地を都市住民との交流の拠点にできないか等の構想をお持ちとのこと。

この日の参加者からも多くの賛同の声が出され、まずは、現地を訪ねるツアーから企画されることとなるようです(実現すれば楽しみです)。