気がつくと2018年の10月も終わりです。
最後の31日(水)は、早起きして東京・千代田区の霞が関ナレッジスクエアへ。高層ビル(霞ヶ関コモンケート)の3Fにある「民設民営の公民館」です。
ここで、隔週の水曜日7時30分から開催されているのが「霞ヶ関ばたけ」。
食や農林水産業を主なテーマとする勉強会で、毎回、若い方を中心にビジネスパーソン、大学生、公務員等が参加しています(誰でも参加できます)。
この日も熱心な方たち30名ほどが、開場前から列を作られました。
私は前回(南伊豆の楽しい話を伺いました!)に続いて2度目の参加なのですが、今回、フード・マイレージについて話題提供する機会を頂いたのです。
定刻を回り、代表の松尾真奈さんによる開会挨拶と「霞ヶ関ばたけ」の紹介に続き、近くに座った4人ほどのグループでお互いに自己紹介。
さらに、初参加の方を中心に全員に対して自己紹介。
普段は全員が自己紹介するそうですが、この日は参加者が多かったためこのようなスタイルになったようです(以下、写真の何点かは事務局の方から提供頂いたものです)。
食の面から健康教育に携わっておられる方、ホリスティック・アドバイザー、フレンチのシェフ、大学院で食を通したコミュニティ形成について研究している大学院生、ソーラーシェアリングの普及に取り組んでおられる方、農業専門紙の記者など、いずれも食や農林水産業に関心があり、自ら実践されている方も多いようです。
何と、香川大学の石井一也先生(ガンジーの経済思想の研究家で、シェア奥沢での講演を何度かお聴きしたことがあります。)の姿もありました(有難うございます!)。
続いて私から、スライドを用いて「フード・マイレージ-あなたの食が地球を変える」と題して30分ほどの話題提供(説明資料はこちら)。
また、主なスライドは抜粋してお配りしました(配布資料はこちら)。
今回も、ふくしまオーガニックコットン・プロジェクトのTシャツを着用して登壇。
いつもの(マンネリの)内容ですが、若い方を中心とした参加者の皆さん、さすが早起きして出勤前に参加されているだけに、集中して聞いて下さっている雰囲気がひしひしと伝わってきます。
終了後は、再び4人ほどのグループで話し合って感想等をシェアしてもらった後、質疑応答に。
「フード・マイレージを減らすために具体的にどのような行動ができるか。中間の流通業者等も重要な存在ではないか」
「大量の飼料穀物の輸入が国内の環境を悪化させている要因になっているのでは」
「和食から洋食や中華、韓国料理に人気が移っていることは、レシピのサイトからも伺える」等の意見。
「食べものについては、美味しいことや安全性に比べると、環境問題はやや遠い存在」等のコメント、「食を選択するためには正しい知識が必要であることが分かった。知らないことが多い」 との感想も。
一方、「食を見直すことでライフスタイルも変えていけるし、そうなると食の好みも変わってくる」との意見。
さらには、「価格が重要な選択の要素になっている。食材にこだわろうとすると価格が高くなるのが現実」とする飲食店関係の方も。
9時前に終了。
熱心な参加者の方たちと名刺交換しているうち、気がつくと9時20分。
遅刻しないように、慌てて職場に向かった次第。
写真は、終了直後に事務局のお一人がFBに投稿して下さったノート。
短時間で、分かりやすく簡潔にまとめて下さっています。
若い方達を中心とする参加者の皆さまの熱気に、大いに刺激を受けた会合でした。
松尾さん始め主催者・事務局の皆さま、お世話になりました。有難うございました。