【豆知識】おにぎりとサンドイッチへの支出額の比較


 食の外部化・簡便化が進むなか、家計における調理食品(いわゆる「中食」)への支出額も増加しています。
 リンク先の図115は、調理食品の内、おにぎりとサンドイッチのへの支出が苦を年階級別、地域別に図示したものです。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2019/02/115_onigiri.pdf

これによると、2人以上世帯における1ヶ月のおにぎり(赤飯等を含む。)への支出額は4,500円と、サンドイッチ(ホットドッグ等を含む。)への支出額(5,353円)に対して84%となっています(2018年)。

この状況を都市階級別にみると、おにぎり、サンドイッチへの支出額ともに大都市から小都市・町村に向けて減少していますが、両者の差は次第に縮小することが分かります。

また、この状況(両者の比率)は地域別にみても特色があり、東北(特に盛岡市、仙台市)、中国(岡山市)、四国(松山市、高知市)ではおにぎりへの支出額がサンドイッチへの支出額を上回っています。これら地域では、相対的にサンドイッチよりもおにぎりを好む傾向があるようです。

さらに特徴的なのは沖縄で、おにぎりへの支出額はサンドイッチへの支出額を65%も上回っています。これは、沖縄においては米生産が盛んではないことに加え、ポーク卵おにぎり、油味噌おにぎりといった特色あるメニューがあるためかも知れません。

[資料]
 総務省「家計調査」(家計収支編、2人以上の世帯、2018年)
 https://www.stat.go.jp/data/kakei/

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出典:F. M. Letter -フード・マイレージ資料室 通信-
 https://archives.mag2.com/0001579997/
  No.162
(過去の記事はこちらにも掲載)
 http://food-mileage.jp/category/mame/