2019年5月18日(土)午後は東京・吉祥寺へ。
駅を出て高架に沿って、さらに五日市街道をしばらく東へ進んだところに「青と夜ノ空」 があります。
衣食住に関する本、絵本、リトルプレスを中心とした小さな書店で、ワークショップやギャラリー の会場にもなるとのこと。
2014 年10月にオープン、初めて伺いましたが気持ちのいい空間です。
この日と翌日、ここで開催されていたのは、もんぺ製作所の受注展示会。
新潟・上越市大賀に移住されたパタンナーの赤木(谷内)美名子さんが、新潟県の伝統 織物・亀田縞と出会って起業されたのが『もんぺ製作所』。
本年2月には「ニイガタIDS デザインコンペティション」でIDS 賞を受賞されています。
美名子さんは、杜氏修行中のご主人とともに (5歳のお嬢さんも一緒に)、棚田での米作り等もされており、私も稲作体験等で大賀を訪ねるうちに知り合いました。
このたび、受注展示会が東京でもあると聞いたので足を運んでみたのです。
さほど広くない店内には大勢の方。
美名子さんの他、主催者側として「青と夜ノ空」の店長さん、美名子さんも記事を書いておられる仙台のウェブマガジンの編集長の方など。
コースターやくるみボタン作りのワークショップも開催されています。
新潟から、亀田縞の生産者の方も見えられていました。
亀田縞とは、300 年以上の歴史を持ち、水・泥汚れに強く、素朴な風合いを持った新潟の伝統織物。
デザインも素敵です。
注文をされていたご夫妻に続いて、私も試着し採寸して頂きました。何とも着心地のいい織物です。
少し派手めの生地のものを一着、注文させて頂きました。出来上がってくるのが楽しみです。
その間にも、引きも切らずお客様が見えられます。
美名子さん達と顔見知りの方、遠方から足を運ばれた方も多いようです。本を見に来られた方も。
長く上越市でフィールドスタディを実施されてきた大学の元教授の方とも、親しく話をさせて頂きました(私が大賀を訪ねるご縁の基を作って下さった方でした。感謝!)。
天気もいいし、せっかく来たので井の頭公園を少し散策。
エゴノキの白い花が遊歩道や池の水面一面に散っています。
夕方になってハモニカ横丁の美舟へ。
又吉直樹の芥川賞受賞作『火花』に登場するお店で、念願の「肉芽」(小説に登場するニンニクの芽と豚肉の炒め物)など、美味しく頂きました。
帰宅したのは、結局、遅い時間に。
ところが自転車置き場に止めてあった自転車の空気が抜けています。何とか自宅までたどり着き、空気を入れてみましたが・・・。(続く)