【オーシャン・カレント】エシカル消費とは

出典:消費者庁リーフレット「エシカル消費ってなぁに?」(2018.3)より。

近年、持続可能な消費行動を表すキーワードとして、エシカル(Ethical)消費が注目されています。直訳すれば「倫理的消費」となります(堅いですね)。

 消費者庁では、2015年5月から2年間にわたって調査研究会を開催し、倫理的消費の普及に向けた調査や議論を行いました。
 そのとりまとめによると、持続可能性の観点から喫緊の社会的課題は多く、課題解決には消費者一人ひとりの行動が不可欠かつ有効で、「安さ」「便利さ」に隠れされている社会的費用を意識することが必要とされ、倫理的消費(エシカル消費)の重要性を指摘しています。

 また、その定義は、「消費者それぞれが各自にとっての社会的課題の解決を考慮したり、そうした課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を行うこと」とのこと。

 そして、倫理的消費普及のためには、国民全体による幅広い議論の喚起とムーブメントづくり、学校教育などを通じた消費者の意識の向上、事業者と消費者とのコミュニケーションの促進等が必要とされています。

 エシカル消費の必要性や推進方策についてはこの研究会で整理されている通りですが、それを日本国民一人ひとりの「自分ゴト」に落とし込み、具体的な行動に結びついていくことが重要です。

[参考]
 消費者庁ホームページ「エシカル消費普及・啓発活動」
  https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_education/public_awareness/ethical/

出所:
 F. M. Letter -フード・マイレージ資料室 通信-
 No.202、2020年10月1日(木)[和暦 葉月十五日]
  https://www.mag2.com/m/0001579997.html
(購読(無料)登録もこちら↑から)
(過去の記事はこちら↓に掲載)
  https://food-mileage.jp/category/pr/