【F.M.豆知識】関係人口の推計値

特定の地域に継続的に多様なかたちでかかわり、「観光以上移住未満」とも言われる「関係人口」が注目されています。
 リンク先の図205は、国土交通省による関係人口の推計結果を示したものです。
 https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2020/11/205_kankeijinko.pdf
 
 これによると、三大都市圏に居住している関係人口は合計861万人で全居住者(4,678万人)の約18%を占めており、その他地域に居住している関係人口は合計967万人で全居住者(5,936万人)の約16%となっています(全国計では1,811万人、全居住者(10,614万人)の約17%)。

 これら関係人口の内訳をみると、産業創出、空き店舗活用、マルシェ出店、ボランティア等の「直接寄与型」が35%、就労型(現地就労)が6%、地域の人と交流したりイベント・体験プログラムに参加したりしている「参加・交流型」が22%、就労型(テレワーク)が10%、地縁・血縁先以外の地域での趣味活動等を実施している「趣味・消費型」が28%となっています。

 様々な関係人口がいることは、地域住民と連携しての地域づくり活動につながるなど、地域の内発的な発展のきっかけになることが期待されます。

[資料]
 国土交通省「第4回 ライフスタイルの多様化と関係人口に関する懇談会」資料(2020.11)
 https://www.mlit.go.jp/kokudoseisaku/content/001371468.pdf

出所:
 F. M. Letter -フード・マイレージ資料室 通信-
 https://www.mag2.com/m/0001579997.html
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 No.204、2020年10月31日(土)[和暦 長月十五日]

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