
戦後における日本の人口は、時期によって若干の波はあるものの一貫して大都市圏に集中しており、特に1990年代後半以降は東京圏への一極集中が続いてきました。
ところが、最近の新型コロナウイルス感染症の拡大は、この状況にも構造変化を及ぼしています。
リンク先の図220は、最近の東京都の人口の推移を示したものです。
https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2021/06/220_tokyo.pdf
2019年まで増加を続けてきた東京都の人口は、2020年5月頃をピークに減少に転じています。
直近2か月はやや増加していますが、これは例年、4、5月は就職や進学により東京都への転入が増加するという事情を反映したものであり、それでも前年同月に比べると大きく減少しています。
コロナ禍は、長年にわたって続いてきた人口の東京一極集中も変えつつあるのです。
[資料]
東京都ホームページ「東京都の統計・人口の動き」
https://www.toukei.metro.tokyo.lg.jp/jugoki/ju-index.htm
出所:
F. M. Letter -フード・マイレージ資料室 通信-
No.220、2021年6月24日(木)[和暦 皐月十五日]
https://www.mag2.com/m/0001579997.html
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