【ブログ】2021年は後半へ。

2021年6月27日(日)の朝7時からは、小谷あゆみさん(ベジアナ、農ジャーナリスト)の「ベジアナの一億農ライブチャンネル」を視聴。
 小谷さんは、食と農の市民談話会の初回(6/8)で「1億農ライフ~都市のわたし達による食の革命」と題して話題提供して下さった方です(「革命」とはなかなかカゲキな言葉。なお、料金を払えばアーカイブを視聴することもできます)。

 この日のゲストは、西アフリカのブルキナファソで、大豆を学校菜園で育てて給食に利用する活動と農民の自立支援に取り組んでいる星野紀子さん。
 お話を伺って、ささやかですがクラウドファンディングに支援を申し出させて頂きました(現在、既に目標額を達成)。

 それにしても地球の裏側の方の話をリアルタイムで聴けるとは、便利な時代にはなったものです。

その日の午後は東京・世田谷区の三軒茶屋へ。
 駅前の商店街は、都議選の選挙運動もありなかなかの人出です。途中、気持ちのいい緑道も。

 月1回の「奇跡のおむすびDAY@そばりあん」の開催日
 笑むすび∞の山田みき代表の実家(福島・会津)のお米を使ったユニークなおむすびの数々。野菜は、会場の創作料理・そばりあんのマスター(足は治られましたか)が友人の農家から取り寄せたものとのこと。「顔の見える」心のこもった食事。会津のお酒。クリスタルボウルの演奏まで(不思議な、深い音色です)。

 山田さんには福島関連のイベントで何度かお目に掛かっていたのですが、昨年からイベントは軒並み中止に。久しぶりに山田さんの変わらない笑顔に癒されました。
 ご馳走様でした!

(中央の写真は山田みきさんのFBから借用しました。)

雨の日が多くなり、市民農園の作物も雑草もどんどん生長。主茎が折れてしまったトマトも、多くの実を付けてくれました。

 6月28日(月)、地元の西武新宿線・東村山駅前に、志村けんさんの銅像ができました。市民有志の募金活動によるものです。
 五輪聖火リレーの走者にも決まっていながら昨年3月に死去された志村さん。その五輪は1年延期、市内の聖火リレーも中止が決定されるなか、いよいよ開幕が近づいてきました。

7月4日(日)の16時からは、よんたま沖縄映画祭の番外特別企画「高橋美香とパレスチナを考える」を視聴。
 実行委員代表の高山正樹さんによる「パレスチナ入門講座」を事前に視聴。歴史的にも複雑な問題を分かりやすく解説して下さっていて参考となりました。

 高橋さんによると、「停戦」によりニュースは激減したものの、現在も日常的に暴力と人権侵害が行われているとのこと。親しいパレスチナ料理店(東京)のオーナーシェフのお兄さんが銃撃され亡くなられたと語られるときは、胸が苦しそうなご様子でした。
 イスラエルでの連立政権発足も含め政治情勢は複雑で、パレスチナとイスラエルの二項対立だけでは捉えられないこと、パレスチナ自治政府にも大きな問題があることなども話して下さいました。

 「自分がやっていることが、生きているうちに形になるとは期待していない。生活の中で、自分ができる範囲で考え、種をまき、次世代へのバトンを渡したい。いつか必ず終わると信じている」
 高橋さんの言葉を、嚙み締めたいと思います。

そして今朝(7月5日(月))も雨。
 3日(土)に熱海市で発生した大規模な土石流の被害の全貌は、いまだ明らかとなっていません。都議選では自公が過半数に届かなかったとのニュースも。

 評判のベストセラー・白井 聡『武器としての「資本論」』は読んだような気になっていたのですが、改めてきちんと読んで驚きました。

 「魂までも資本に包摂された」状態を打破するための階級闘争を、もう一度、基礎的な部分から始めなければならないというのが著者の結論なのですが、その「意思よりもっと基礎的な感性の部分」こそが「食」だと言うのです。

産業革命発祥の地であるイギリスの食事がまずいのは、19世紀に土地の囲い込みが行われ、食文化や祭礼を含む農村共同体が崩壊させられた結果だそうです。

 食へのこだわりこそが、人生を楽しみ、幸福になり、人間性を回復することにつながるという(農業や食料の専門家ではない)著者の主張は、今後の経済社会を考える上で重要な論点を含んでいるように思われます。
 やはり「革命」は「食」から?