2021年11月8日(月)の19時からは、第73回目の奥沢ブッククラブにオンライン参加。
前半は参加者からおススメ本の紹介。
水木しげる『ゲゲゲのゲーテ』、遠藤周作『影に対して』、アバーテ『海と山のオムレツ』、武田邦彦『科学者が解く「老人」のウソ』、ダムスゴー『ISの人質』、青柳碧人『むかしむかしあるところに、死体がありました』など、今回も多彩なラインナップ。
私からは、食と農の市民談話会でもお世話になった平賀 緑さん(京都橘大学)の『食べものから学ぶ世界史』(2019、岩波ジュニア新書)をおススメさせて頂きました。
後半は、今回の課題本・玄侑宗久『中陰の花』について。併載されている『朝顔の音』も話題となりました。
両作品に出てくる「おがみやさん」などオカルト的な作品は私の好みではありません(望月麻衣『わが家は祇園の拝み屋さん』は面白いですが)。
特に後者について、私から「おがみやさんに会ったばかりに主人公は不幸になってしまったのでは」と発言したところ、参加者のお一人(女性)から「それこそが主人公が納得したかったことではないか」とのコメントを頂き、目からウロコ!
久しぶりに読書会の醍醐味を感じた瞬間でした(Sさん、有難うございました)。
最後の恒例、Uさん(今回は進行役もお疲れ様でした~!)が朗読して下さった絵本は、西本鶏介『すずめのうんどうぼうしつくります』。たくさんのすずめ達のイラストが楽しい絵本です。
なお、次回の課題本は遠藤周作『私が捨てた女』、1月は私がおススメさせて頂いた『食べものから学ぶ世界史』を取り上げて下さることに。
追ってフェイスブックにイベントページが掲載されると思います。どなたでも参加できますので、ご関心のある方は、ぜひ。
(以前に使わせて頂いていた会場(シェア奥沢)も、そろそろと再開されているそうです。)
11月21日(日)の9時からは、東京・国分寺の胡桃堂喫茶店で開催された「朝のもちよりブックス#33」に参加。2回目です。
この日のゲストは、保育士で漫画家のまつもともちこさん。
短大卒業後、演劇に関わりたくて服飾の学校に入り、その後は中国へ語学留学。現在は保育士をしながら漫画も描きつつ、通信制の大学に通っておられるという方。
最近、様々な “気づき” をくれた本として紹介して下さったのは、josé.川島良彰ほか『コーヒーで読み解くSDGs』、『急須でお茶を』、岡南『天才と発達障害』、松本大洋『ルーヴルの猫』など。
本の内容だけではなく、装丁やデザインにも関心がおありのようです。
終了後、ご著書『アスパーガール☆モモ』を求めさせて頂きました。
過度の偏食や片づけられないなど “特別な才能” を持つ娘さんとの日々を描いたコミックエッセイ。まつもとさんのウェブサイトで無料で読めます。
後半は、参加者からの「もちよりブック」の紹介。
私からは蔦谷栄一先生の『未来を耕す農的社会』(2018、創森社)を薦めさせて頂きました。しばらく胡桃堂喫茶店の書棚に置いて頂くことになっています。
以下は、個人の備忘的な絵日記で恐縮です。
11月6日(月)は、以前から気になっていた図書喫茶カンタカ(東京・東村山市秋津町)へ。昨年12月、自宅から自転車で10分ほどのところにオープンしました。
壁一面の書棚に囲まれた、木が多く使われた明るいスペースで、2種盛りカレーとコーヒーを頂きました。美味。
後日、ネットを見ていると、ある勉強会で存じ上げている方が関わっていることを知り、びっくり!
今度お目に掛ったら、開店の経緯など詳しくお聞きしてみたいと思います。
その後は、所沢市けやき台にある「B宝館」へ。
経済評論家・森永卓郎氏が50年かけて集めてきたコレクション約10万点(すごい迫力!)。昔からの飲料やカップラーメンなども。
ご本人の姿も(写真はパネルですが)。
ご著書『「マイクロ農業」のすすめ』を求めさせて頂きました。森永さんはご自宅近くで、家庭菜園よりはちょっと大きな農業をされています。
帰途、スーパーで秋刀魚を求めて帰宅。
今年も不漁で値段が高いためなかなか手が出ないうち、玄関先のスダチも黄色くなってしまいました。福島・大熊町で頂いてきた地酒とともに。
翌11月7日(火)は、自宅近くに一画を借りている市民農園で、これも遅れていた落花生を収穫。残念ながら今年はやや不作です。
11月14日(日)は、今年も母なる地球を守ろう研究所(福島・喜多方市山都)から豚肉が届きました。
放牧され地元産の餌で育てられた「幸せだった豚」さんのお肉です(何で肉食は地球環境に良くないと決めつけるんだろう)。
焼肉、豚カツ、煮豚などで頂きました。いずれも旨味があって美味です。
11月15日(火)は、東京・池袋の「スプリング レボリューション レストラン」へ。
本年2月のクーデター以来、抗議・不服従運動を続けているミャンマー市民を応援するため、在日ミャンマー人の方たちが開業したレストラン(収益は全て支援へ)。
ここも以前から気になっていたのですが、ようやく来られました。
ランチはビュッフェ形式の食べ放題、日本人の口にも合う優しい味です。ご馳走様でした。
せっかく都心に出て来たということで、大塚から都電荒川線に乗って飛鳥山へ。
北区飛鳥山博物館の一画では「青天を衝け・大河ドラマ館」の展示。ドラマで使われたセットや衣装、メイキング映像(パリの場面のCG合成など)も。
渋沢栄一にちなんで無料でお札を作ってくれるコーナーもありました。なお、このお札は東京都北区以外では使えません(笑)。
この日も好天で暖かく、寒桜も咲いていました。
この日の最後は、田端文士村記念館へ。
芥川龍之介が住んでいた家のミニチュアなど(旧居跡に記念館建設の予定もあるそうです)。
この間、知り合いの方に誘って頂き、映画『あこがれの空の下~教科書のない 学校の1年』を鑑賞する機会がありました。
教科書も使わない、チャイムも鳴らない和光小学校(東京・世田谷区)の児童と先生たちの様子を描いたドキュメンタリ。私は沖縄への学習旅行の場面が特に印象に残りました。
多くの方に観ていたたきたい映画です。
以上、2011年11月中旬までの絵日記。失礼しました。