コツコツ小咄まとめ(2021年11月後半分)

2021.11/17(水)
 今週最初のコツコツ小咄。
「アインシュタイン君って、時間通りに来たことがないね」
「いいから始めてよう。いつも忘れたころに来るから」

撮影地:福島・二本松市木幡山 隠津島神社(2021.10/31)
 木幡山 隠津島神社の境内にある「天明為民の碑」は、天明の大飢饉を体験した当地の名主が、惨状の教訓(日常からの備えの大切さ)を後世に語り継ぐために残したものです。
 果たして私たちは、忘れたころにやってくる天災に、十分な備えができているでしょうか。
【18いいね】
埼玉・和光市 Sさんのツッコミ
「記録を残しておくことの大切さも、あの石碑を見ると実感しました」

2021.11/18(木)
 今夜のコツコツ小咄。
「被災地で始めたコットン栽培が、地域経済の活性化、コミュニティの再生、都市部のボランティアとの交流などにつながっているんです」
「多面(綿)的な効果があるんですね」

撮影地:福島・広野町(2021.11/1)
 (写真左から)可憐な花が散るとコットンボールができ、やがて熟してくると弾け、茶色の綿が姿を現します。人海戦術で早く収穫しないと地面に落ちてしまいます。
 広野わいわいプロジェクトの皆様、今回もお世話になり有難うございました。
【29いいね】

香川・高松市 Iさんのツッコミ。
「腑に落ちました(こっとん)」

2021.11/19(金)
 今週最後のコツコツ小咄。
「引きこもってばかりいないで、たまには外に出てみたら。きっとあなたにしかできないことがあるよ。大谷選手みたいに」
「えっ、そうかな?」
「二刀(ニート)流ですから」

撮影地:東京北区・大河ドラマ館(2021.11/16)
 私はMVPはとれませんでしたが、お札にはなれました(笑・恥)。もっとも、北区以外では使えません。
 良い週末を。
【33いいね】

神奈川・川崎市 Rさんのツッコミ。
「え、これ北区で使えるのですか?」
京都市・Hさんのツッコミ。
「京都市北区では…?(すみません、ボケてみました)」

2021.11/24(水)
 今週のコツコツ小咄も、引き続き福島特集です。
「規模は小さいながら、ピリッとした展示ですね」
「考証(コショウ)館ですから」

撮影地:元禄彩雅宿 古滝屋(2021.11/1、福島・いわき湯本温泉)
 温泉旅館の一画にある「原子力災害考証館 furusato」では、原発事故の実態と教訓に関する展示が行われ、意見交換会等も開催されています。
 純粋な民間ベースの、草の根の情報発信拠点となっています。
 機会がありましたら、ぜひ足を運んでみてください。
【19いいね】

香川・高松市 Iさんのツッコミ。
「高尚(コショウ)な小噺、見事です。拍手(ハクション)」

2021.11/25(木)
 今夜のコツコツ小咄。
「和歌と落語は似てるね」
「えっ、どういうこと?」
「どちらも、枕がつきものですから」

撮影地:勿来の関(福島・いわき市、2021.11/2)
 歌枕として著名な「来るなかれ」の関には、多くの歌碑が並んでいました。
 「吹く風を勿来の関と思へども 道も狭にちる山桜かな」(源義家、千載和歌集)
【17いいね】

2021.11/26(金)
 今週最後のコツコツ小咄。
「わっ、暗いね」
「行動(坑道)に気を付けて」

撮影地:いわき市石炭・化石館 ほるる(2021.11/2)
 地下600m(実は地上1階)に再現された常磐炭礦(閉山から50年)の坑道には、県外からの学習旅行の高校生達の姿。日本の近代化も支えた石炭が、現在、(肉食とともに)温暖化の象徴的な悪役とされています。
 穏やかな週末でありますよう。
【14いいね】

香川・高松市 Iさんのツッコミ。
「この小噺、自分のものにしてしまいたくなりますね(マイニング?)」