オーガニックビレッジとは、有機農業の生産から消費まで一貫し、農業者のみならず事業者や地域内外の住民を巻き込んだ地域ぐるみの取組みを進める市町村のことです。
農林水産省は「みどり戦略」を踏まえ、2021年度補正予算から交付金による支援を開始し、2025年までに100市町村で先進的なモデル地区「オーガニックビレッジ」を創出することとしています。
2022年10月時点で、全国の54地区(31道府県の55市町村)で実施されており、23年4月時点で29市町村の首長が「オーガニックビレッジ宣言」を行っています。
例えば福島・二本松市では、2022年4月、NPO法人ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会などを構成員とする循環型農業推進協議会を設置し、23年2月にオーガニックビレッジ宣言を行いました。
このなかでは、持続可能な食料システムを生産者、事業者、消費者との協働により実現していくため、自然と共生し里山を活かす農業の普及、生産された農産物の学校給食への普及等に取り組むとしています。
これら先進的な取組みが、多くの地域に横展開していくことが期待されます。
(参考)
農林水産省HP「オーガニックビレッジのページ」
https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/organic_village.html
二本松市・オーガニックビレッジ宣言
https://www.city.nihonmatsu.lg.jp/shigoto_sangyo/nougyo/sesaku/page010506.html
出典:
F.M.Letter-フード・マイレージ資料室 通信-pray for peace.
No.266、2023年5月4日(木)[和暦 弥生十五日]
https://www.mag2.com/m/0001579997.html
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