【豆知識270】コロナ禍の下でも堅調だった「中食」

「中食」(なかしょく)とは、レストラン等へ出掛けて食事をする「外食」と、家庭内で手づくり料理を食べる「内食」の中間にあるもので、デパ地下の総菜、テイクアウト、ケータリングサービスの調理食品等を指します。
 リンク先のグラフは、中食を含む外食産業の市場規模の長期的な推移を示したものです。
 https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2023/07/270_gaishoku.pdf

これによると、(狭義の)外食の市場規模は1990年代半ばまで成長が続き、バブル崩壊やリーマンショックの影響により横ばいで推移した後、2010年代に入ってからは再び成長していましたが、2020年以降、新型コロナウィルスの感染拡大により大きく落ち込みました。関係する事業者の方々のご苦労は並々ならぬものでした。

これに対して料理品小売業(テイクアウト等を含む、いわゆる中食)は、過去はほぼ外食と同様の動きを示していたものの、新型コロナウィルスの感染拡大があった2020年以降も大きな落ち込みは見られません。
 いわゆる巣ごもり消費の拡大等により、私たちの食生活における中食のウェイトが拡大したのです。
 中食など調理食品については、ともすれば低価格を求めるために食材の質や産地がブラックボックス化されやすい面が否定できません。私たち消費者としては、「まっとうな食」を提供してくれる事業者を(時々でも)選択していくことが必要です。

データの出所:
 (一社)日本フードサービス協会「外食産業市場規模推計の推移」から作成
  http://www.jfnet.or.jp/data/data_c.html

出典:
F.M.Letter-フード・マイレージ資料室 通信-pray for peace.
 No.270、2023年7月2日(日)[和暦 皐月十五日]
  https://www.mag2.com/m/0001579997.html
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