2023年7月22日(土)は、今年最初のベルーナドーム(埼玉・所沢市)。
辛島が踏ん張れず、エラーに付け込んで今井を崩すこともできず完敗。写真は最終回、浅村が増田にぼてぼてのサードゴロに抑えられた場面。どうも観戦に行くと勝率が低いような(もともと低いですが)。
それにしても、東京地方は異常な猛暑続き。
自宅近くに一画を借りている市民農園の土はパサパサ。じょうろで水を撒いても、文字通り焼け石(土)に水。
その間もスイカは膨らんできました。まずは3個のうち1個を収穫。
7月30日(日)は、久しぶりに山梨・上野原市西原(さいはら)へ。
しごと塾さいはらの番外編「畑の草取り」の日。私は久々の参加です。
上野原駅前8時50分発の富士急バスは空いています。山歩きと思われる方は2人だけ。JR中央線も意外なほど空いていました。
さすがにこの猛暑、屋外活動を控える人が多いのかもしれません。
1時間ほどで、いつも使わせて頂いている畑に到着。自動車で来られた方や地元の方と合流し、総勢7名で大豆畑の草取りを始めました。
雲一つない青空、絶好の草取り日和です(暑い~)。
もともと砂質の土は、パサパサ、カラカラ。ここも雨が全然降っていないそうです。
大豆もひ弱な印象。いつも悩まされるスギナさえ、この日は簡単に抜くことができます。
30分おきに休憩。
地元の方がチェーンソーで丸太を切って作って下さったベンチを、木陰に設え、飲み物を頂きます。わが家からも冷やした赤紫蘇ジュースを持参。以前に地元のねもちゃんさんに頂いた赤紫蘇をジュースにしたもので、東京で飲んでも美味しいですが、現地で飲むと格別です。
ねもちゃんさん、有難うございました。
ぼちぼちと、ゆっくりと作業を継続。
途中から、地域の草取りの共同作業を終えた冨澤太郎さんが合流。横浜市から移住されて農業(やまはた農園)を営みつつ、しごと塾の様々な活動を指導して下さっています。
この日の番外編は、おそらく畑が草ぼうぼうになっていると予想して設定したそうですが、幸い(?)雨が降っていないために雑草は少なく、午後に予定していたサツマイモ畑の草取りも午前中にほぼ終了しました。
除草を進めていくと、清楚な紫色のヤブランの姿も。
12時30分頃にお昼休憩に。徒歩5分ほどの羽置の里・びりゅう館へ。
びりゅう館の前の畑では、酷暑のなか、もちきびがすくすくと育っています。
西原地区は「雑穀の里」とも呼ばれています。山村に受け継がれてきた雑穀の種や食文化を将来に残していくため、太郎さんなど地元の方たちが都市住民等の応援団を募って5月に種をまき(しごと塾のメンバーも参加)、管理されている畑です。
昼食は、いつもの「よくばりセット」を頂きました。
名物の蕎麦を始め、せいだのたまじ(小さなジャガイモの味噌煮)、刺身こんにゃく、雑穀ご飯など地元の美味しいものが満載です。直径10cm近くもある(市場に出すのは規格外?)ズッキーニの輪切りの天ぷらは、意外なほどの美味しさでした。
13時40分頃から、びりゅう館の前で、太郎さんからの午後の作業の説明。
草取りは午前中にほぼ終了したことから「柴刈り」をすることになりました。天候に左右される農作業は臨機応変が求められます。
ちなみに地元のメンバーの入れ替わりがありましたが、人数は変わりません。
太郎さんによると、「柴」とは柴草だけではなく、麦わらや樹木の枝も含むとのこと。かつて集落には柴刈り専用の場所(共有地)があったこと、もっとも使いやすい萱(かや)は切り過ぎると無くなってしまうので適切に資源管理されていたこと等を説明して下さいました。
柴刈りに使う鎌の手入れ(鎌研ぎ)の方法も教えて下さいました。
鎌の柄を足で固定し、左手で鎌の刃を裏側から抑え、右手で砥石の上の方をつかんで刃を研いでいきます。並行でも、あまり角度をつけ過ぎてもNGです。右手の小指を伸ばし、手が歯に触れないようにするためのストッパーの役割をさせます。
みんなで、慣れない手つきでチャレンジ。山村の手仕事をなんでも学ぶのが「しごと塾」です。
鎌を携えて畑に戻ります。14時20分頃から午後の作業をスタート。
最初に太郎さんの実演により、先日収穫した麦の麦わらを、畝の上のサツマイモの株周りに覆うように被せていきます。とにかく地表温度(測ってみると50℃もありました)を少しでも下げるための作業とのことで、もっとも、せっかく雨が降っても中途半端だと、水分が地表に達する前に乾燥してしまうというリスクもあるそうです。
麦わらの次は、草取りした草や畑の周辺の雑草を刈って、同じように畝に被せていきます。
やはり30分おき位に木陰で休憩。段々と休憩の時間が長くなっているような。
太郎さんによると、地域の90歳代の女性が「こんな暑い夏は初めて」とおっしゃっているそうです。
さらに灌木や桑の木の枝も伐採し、これらもサツマイモ畑に置いていきました。一見、何が植えられている畑だか、分からなくなってしまったようです。
15時40分に記念(記録)の集合写真を撮影して、この日の作業は終了。
少し急いでびりゅう館で手洗い、着替え、買い物など(初めて桃を求めさせて頂きました)。
バス組の4名は16時19分発のバスで上野原駅に向かうことに。日差しはまだまだ強いものの、傾きかけており、日陰に入ると時折り山里らしい涼しい風が渡ってきます。
酷暑でしたが、久々のさいはらを堪能できました。
本年5月の食料・農業・農村基本法の検証・見直しに関する中間取りまとめにおいては、「全国の中山間地域等では都市・平地に先駆けて人口減少や過疎化が進行しており、食料安全保障上のリスクとして認識されるべき課題となっている」とも整理されています。
西原地区も、2019年3月末には142年の歴史があった小学校も閉校になるなど、厳しい状況にあることは変わりません。
そのようななか、都市住民との交流等を通じて、雑穀などの「地域の宝」を将来に残していこうとする地元の方たちの取組みを、これからも支援して行ければと思っています(まずは私としては、もう少し足しげく通うことですね)。
17:25上野原発、18:01八王子着。4人で駅ビルの上階にあるお寿司屋さんへ。生ビールが美味(グラスが小さめ)。
海鮮サラダ、じゃがバター、厚焼き玉子、煮穴子、お寿司など。岩手の日本酒まで。ご馳走様でした。
食事の間や帰りの電車の中でも途中経過をチェックしていたのですが、楽勝ペースだったのが8回に3点差を追いつかれて延長戦に。
21時過ぎに帰宅してテレビをつけると、ちょうど村林のサヨナラの場面。先週のリベンジを果たせたかな。とはいえAクラスはまだ遠い。