2024年5月。ゴールデンウィークを過ぎても時折り肌寒い日があるなど、気候は相変わらず不安定。
自宅近くに一画を借りている市民農園も、心なしか発芽や生長が順調でないように思われます。昨年に続いてコットン(福島・いわき発)と、久しぶりにゴマを撒いてみました。
トラフシジミ、ツマグロヒョウモン(こちらは元々関東には分布していなかった種)の姿も。
5月12日(日)は母の日。神棚にも一輪のカーネーションを。
町内の有志の方による川沿いの公園整備のボランティア。初めての参加です。
ご近所や市民農園でお世話になっている顔見知りの方も多数。芝が張っていてなかなかキツい作業です。ふだん何気なく眺めていた季節の花々も、多くの方たちの尽力によるものと知りった次第。
車座になってのお茶会には、コーヒーや手作りケーキを出して下さいました。
午後からは、東京・小金井市の公民館貫井南分館へ。
NPO現代座による語り芝居「武蔵野の歌が聞こえる」の公演は、50名ほどの定員はすぐに満席になってしまったとのこと。
分館長の挨拶に続き、現代座の木下美智子さんから「元日の能登半島地震を受け、協同による災害復興と荒れ地を開墾する物語として再構築した語り芝居を楽しんで頂きたい」等の説明。
続いて、劇中で歌われる「さくら咲く村」を全員で練習。
出演は4人の役者さん(一人で何役もこなされます)とピアニストの方。
舞台は江戸中期の武蔵野。元禄/宝永の大地震や富士山の噴火が相次ぎ、大飢饉に見舞われます。将軍吉宗の命を受けた大岡忠相(町奉行として著名ですが、地方御用として農業振興も担当していたとのこと)は、武蔵野の農地開発のために押立村(現府中市)の名主・川崎平右衛門を抜擢します。
平右衛門の指導の下、次第に農民の間には助け合いの精神が生まれ、新田(水田ではなく畑)が拓かれ、用水沿いの堤に植えられた桜は名所となる様子が、時にはユーモアを交えつつ描かれていきます。会場からは笑い声も、涙ぐむ人も。
フィナーレは会場全員で「いまは小さなつぼみだが、力合わせる里となる、さくら花咲く里となる」と合唱。楽しい時間でした。
木村快さん著のブックレット『武蔵野の歌が聞こえる』(劇のシナリオと解説)を求めさせて頂きました。
なお、今年の川崎平右衛門フェスタは7月14日(日)午後に埼玉・所沢市民文化センター(ミューズ)で開催される予定。西東京市で開催された昨年と同様、前半は歴史講話、後半は農を軸としたまちづくりがテーマとなる予定です。
また、プレイベントとして、ドキュメンタリ映画『医師 中村哲の仕事・働くということ』の上映会(6月10日(月)14:30~、22日(土)19:00~、いずれも所沢ミューズ)、6月9日(日)には所沢市内で「ポール de ウォーク」(農家等をめぐるウォーキング)が開催される予定です。
チラシ等の電子媒体が入手できれば、追って本ブログ等でも紹介させて頂きます。
ちなみに昨年11月から本年3月にかけて所沢市で開催された「農あるまちづくり講座」は、東京・足立区でもスタートしています。
さて、語り芝居の後は武蔵小金井駅まで徒歩で移動。野川沿いには黄色いカキツバタが満開。
近くの滄浪泉園に立ち寄り。国分寺崖線沿いには湧水も活用した多くの公園や庭園が残されています。ここは初めて訪ねました。
今にも雨が落ちてきそうな空模様でしたが、若葉の緑色が池に映えていました。
(参考)
ウェブサイト「フード・マイレージ資料室」
https://food-mileage.jp/
メルマガ「F.M.Letter-フード・マイレージ資料室通信」(月2回配信、登録無料)
https://www.mag2.com/m/0001579997