さて、14時からは品川区民大学入門講座「ほっとけない!環境のこと~自分の暮らしをチェンジする~」(チラシ)シリーズの第4回。錚々たる講師陣に交じり、力不足は承知ながら「フード・マイレージ 貴方の食が地球を変える」と題して話をさせて頂きました。なにしろ品川は江戸東京野菜のメッカのひとつ。北品川の青果店主、大塚好雄さんの品川カブの取組も交えて、約75分の説明、残りの時間はグループに分かれてワークショップを行いました(資料は拙ウェブサイト「フード・マイレージ資料室」をご覧下さい。)。
食材カードを選んで献立を作り、フード・マイレージと輸送による二酸化炭素排出量の計算です。小数点の桁取りがややこしく、電卓を叩きながらああでもない、こうでもないと賑やか。単に話を聞くだけではなく、何か自主的にやってみる、というのは大事なことだと改めて感じました。ワークショップの目的は計算ではありません。その作業を通じて、環境にやさしい食生活のために、自分にできることは何か、というのを大きな紙に書き出してもらい、グループ毎に報告を頂きました。
女性の参加者の方から出た、印象に残った言葉の一つが「自産自消」。田舎にI(アイ)ターンして自分が食べる農産物は自分で作る、という意味だそうです。なるほど、色々な意味で理想的かと思いました。
終了後、男性の参加者の方から話しかけられました。そこで印象に残ったのは、「食のリテラシー」が大切では、という言葉。確かに、食料自給率40%の下で危機感もなく、食べ物の3割を廃棄しているような私たちは、食べ物についての「読み書きそろばん」的な基本的な知識や常識に欠けているのかもしれません。
さて、14日の日曜は、日射しこそありませんでしたが温かく穏やかな秋の一日、久しぶりに昭和記念公園を訪れました。銀杏と紅葉が盛りでした。
それにしても英国の牝馬、強かったな・・・。