新宿で福島の風を感じられる「結・YUI 」

2013年9月14日(土)からの3連休は、強い台風が日本列島を縦断。
気象庁は「数十年に一度」という特別警報を初めて発令。被災された皆様にお見舞いを申し上げます。
台風一過の16日(月)夕方には、東京都下H市でも青空が拡がりました。
台風は秋の気配も運んで来てくれました。過酷なこの夏の間中、「緑のカーテン」として頑張ってくれたカラスウリの葉と実も色づき始めました。
そして19日(木)の夜は、旧暦葉月十五日の「中秋の名月」。澄んだ秋の空に神々しいばかりの月が輝きました。
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日本経済新聞2面に掲載されている特集「汚染水クライシス」第2回(18日付け)では、原発で働く作業員の方達のことが取り上げられていました。
復興の拠点となっているJビレッジのトイレの落書き「命懸けで働いても、日当は上がらない」。
先日、お話を伺った吉川さんも取材を受けられたそうです。
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21日(金)は、今の職場に人事交流で来られているお二人と、新宿のダイニングカフェ「結・YUI 」へ。
外食関係の企業に戻られた前任者は、今は福島を担当。この日も、いわき市からの出張の帰りに足を運んでくれました(昨夜の震度5強を経験したそうです)。
そういうこともあって、ゆっくりオーナーと話もできるかと、この店を選んだのですが・・・。
そのオーナーのNさんは福島・いわき市のご出身。
新宿区議を務められており、かねて新宿地域の活性化等に積極的に取り組んでおられる方ですが、震災以降は被災地の復興にも尽力されています。
130920_3_convert_20130922211458.png そして、新宿における情報発信と交流の復興の拠点として開店されたのが、このカフェです。
先日は、ここで若い方達が中心となってセミナーも開催されました。
19時頃に行くと10人ほどのグループに加え2組ほどで、ほぼ満席状態です。
Nさんと、お手伝いの女性の方(この方もいわき市のご出身とのこと。)はてんてこ舞い状態。
しばらく、とても話ができる状況ではありません。
それでも、順番に福島や東北の逸品を出して頂きました。いずれも交流関係の広いNさんの伝手で、産地から市直送されてきたものばかりです。
ひじきのお通し(これも美味。)に続いて出して頂いたのは、いわき市の水産加工業者によるツボダイの干物。あまりの美味しさに、半分食べたところで我に返って写真を撮影。
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大船渡から直送のホタテは、殻をこじ開けるとまだ動いています。
貝柱の刺身は上品かつ濃厚な甘さ。「ヒモ」は塩で味をつけただけで、かぐわしい磯の香りとシャキシャキした食感。
気仙沼のメカブは、ねっとり、とろとろ。日本雉という珍しいものも頂きました。柔らかく旨味があります。
早稲田の地ビールも出して下さいました。
いわき特産の「ゴールド椎茸焼酎」。そして二本松の「奥の松」。
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ようやく人も少なくなり、お互いを紹介することができました。
福島にゆかりがある方ばかり、地元の話も弾みます。
130920_6_convert_20130922211603.png さらには、地元・新宿での取組の話も。
9月29日(日)には、新宿区立大久保公園で第9回「農山村ふれあい市」が開催されるそうです。Nさんは以前から中心的に活動してこられ、当日は内藤唐辛子をかけた焼き鳥を、手ずから焼いたりされています。
ちなみに内藤唐辛子とは新宿の伝統野菜。今、新宿区内の学校や商店街で復活させて栽培する取組が拡がっていますが、これもNさん達の尽力によるものです。
話が弾み、気が付くと23時を回っていました。4時間もいたことになります。
ここでは、美味しい食事とお酒に加えて現地の話も伺うことができ、新宿にいながらして、福島やいわきの空気を感じることができます。
月に1回、福島や埼玉・小川町の有機野菜等を販売するマルシェ「すずめの未来市」も開催されています。
お近くに来られる機会があれば、一度、お立ち寄りください。
【ご参考】
◆ ウェブサイト:フード・マイレージ資料室
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