ふくしまオルガン堂(下北沢)で見えたもの。

 2014年師走も半ばです。
141210_1_convert_20141211232636.png 12月10日(水)の昼食は、いつものように玄米おむすびとインスタント味噌汁。
 それに自宅近くの市民農園で収穫した菜っ葉のお浸し。これも自家製(「東京ゴマ01プロジェクト」H市支部)の金ゴマがたっぷり。
 ところで、日本経済新聞に連載中の「私の履歴書」は欽ちゃん。
 コメディアンの大御所・萩本欽一さんは、若い頃は落ちこぼれ(「普通の子」以下)だったとのこと。なかなか面白く、昼休みの楽しみです。
 12月11日(木)は休暇をもらい、久しぶりに東京・下北沢の「ふくしまオルガン堂」へ(フェイスブックページはこちら)。
 福島県で有機農業に取り組む方たちの組織「福島県有機農業ネットワーク」が、福島県の農産物や特産品の販売、食事の提供、交流・体験の窓口、さらに東京に避難している方が集えるようにと開設された場所です。
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 生憎と細かい雨が落ちています。
 下北沢駅南口の繁華街を抜けてしばらく歩き、住宅街の中にあるオルガン堂へ。
 店先には、新しく野菜等の陳列棚がしつらえられていました。
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 ドアを開けるとテーブルに女性3人のグループ、奥のカウンターにも2人。すぐ後から女性2人組も。
 生憎の空模様、平日ながら、多くのお客さんで賑わっていました。
 店内には、各種パンフレット等のほか、壁一面には生産者の皆さんの顔写真。
 お米や、さまざまな加工品等も販売されています。
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 この日のお目当ては「ふくしま定食」。
 ここでは、産地から直送される食材をふんだんに使った日替わり定食を頂くことができます。
 本日の献立は、豆乳みそのクリームスープをメインに、春菊のかき芽と芽キャベツのお浸し、ロマネスコとピクルスのサラダ、大根の味噌汁、おしんこ、玄米ご飯(白米も選べます)、それにリンゴ。
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 豆乳みそのクリームスープは、ブロッコリ、白菜、芽キャベツ、玉ねぎ、にんじん等がゴロゴロと入って、トロトロに煮込まれています。ほっこりとする暖かい味です。
 ロマネスコとは、とがった形のカリフラワーの一種。ピクルスと和えたサラダはドレッシングも優しい味でした。
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 ところで現在、大竹惠子さん(金山町出身)の個展「大竹惠子 冬の色鉛筆画展〜奥会津・寒くて温かな季節〜」が開催中。
 壁には、温かく朗らかな色鉛筆画が展示され、ポストカード等も販売されています。
 食後には樟山コーヒー(くぬぎやま、喜多方市)。これも美味しかったです。
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 店先の野菜で目を引いたのが「虹いろ菜」。その名の通り、茎が鮮やかな色です。
 黒板によると、生産者は南相馬の杉内さんという方。生産量が少なくほとんど地元で消費されている野菜だそうですが、オルガン堂には宅配便で送られてきます。春菊とともに求めさせて頂きました。
 あぶくま高原「遊雲(ゆう)の里ファーム」の杵つき餅も。
 こちらは、福島県有機農業ネットワーク理事長・菅野正寿さんが作られたものです。
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 ところで、店内には福島のローカル紙も置いてありました。
 手近にあった「福島民友」を手に取ると、多くの原発関連の記事で紙面が埋められています。総選挙関連の記事も、候補者の原発政策に関する主張の比較が特集されており、現在も避難されている方のインタビュー記事も。
 福島では、現在も原発事故の収束・復旧が、喫緊かつ最も大きな関心事のようです。東京など福島以外に住む人(私もその1人ですが)が読む全国紙における扱いの大きさとのギャップに、正直、驚きました。
 さて、この日曜(14日)は、いよいよ総選挙の投票日。
 早くから与党圧勝の世論調査が報道されるなど、何となく盛り上がらない終盤となっていますが、一票を投じることは権利であるとともに、将来に対して自らの責任を果たす義務でもあります。
 【ご参考】
◆ ウェブサイト:フード・マイレージ資料室
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