
日本経済を構成する各産業は、相互に密接な取引関係を結びながら商品(財・サービス)の生産活動を行っています。
産業連関表とは、国内において1年間に行われたこれら商品の生産状況や産業間の取引状況、最終消費の状況などを行列形式でまとめた大規模な加工統計です。
産業連関表は、総務省を始めとする関係10府省庁によって概ね5年ごとに作成されており、去る6月27日(木)、2015年を対象とする最新の表が公表されました。
それによると、国内生産額が初めて1000兆円を超えたこと、第3次産業(サービス産業)の構成比率が引き続き上昇し64%となったこと、生産波及効果は製造業において大きいこと等が明らかとされています。
産業連関表は、経済構造の実態の把握、経済波及効果を分析を行う際の基礎資料として活用されるほか、国民経済計算(GDP統計)の基準改定時における基礎資料としても利用されます。
また、今後、都道府県や一部の市町村においても、今後、独自の地域産業連関表が作成されることとなっています。
[参考]
産業連関表(総務省ホームページ)
http://www.soumu.go.jp/toukei_toukatsu/data/io/index.htm
出所:
F. M. Letter -フード・マイレージ資料室 通信-No.172
https://www.mag2.com/m/0001579997.html
(過去の記事はこちらにも掲載)
http://food-mileage.jp/category/pr/