【ブログ】A級グルメちょい飲み(鹿部、邑南)

台風19号は広い範囲に大きな被害をもたらしました。被災された皆様にお見舞い申し上げます。

 写真は、台風が通過した日(2019年10月13日)の夕焼け。東京地方の天候は回復し ましたが、この時も東北や長野では被害が拡がりつつあったのです。

そのようななか、18 日(金)の終業後は、東京・神田錦町の「ちょだいちば」へ。
 日本各地の作り手の顔が見える「食」が集まるアンテナショップで、様々なイベントが定期的に開催されています。

この日19 時から開催されたのは、「あの浜のかあさん食堂も やって来る! 北海道鹿部町&島根県邑南町のちょい飲み」と題するイベント。
 A級グルメ連合地域の第2弾とのこと。

雨模様でしたが、大勢の人が集まってきました。小さな子どもを連れた方も。
 19時過ぎ、主催者の大塚洋一郎さん(農商工連携サポートセンター)の開会挨拶に続き、鹿部町水産経済課の原田課長補佐さの音頭により乾杯!

テーブルには、正にA級グルメの数々。
 鹿部町からは、イクラとたらこのご飯、ツブ貝、生ホッケ。これはバーベキューで頂きました。
 邑南町からは名産のチーズ、石見ポーク(後出)など。

邑南町はじめ島根の日本酒なども。
 初めてお目かかる方も多いのですが、美味しい食事と飲みものがあれば話も弾みます。

一段落したところで、鹿部町の方から、タブレットで写真等も見せて下さりながら、紹介がありました。

 鹿部町(しかべちょう)は、北海道南部の渡島半島にある漁業の町で、噴火湾や近海で水揚げされる新鮮な魚や加工品が名産とのこと。
 地元でしか食べられない生ホッケは、その場で焼いて頂きました。

 地元のみならず全国からリピーターが押し寄せるという人気の「浜のかあさん食堂」から、漁師のお母さんも来て下さり、直接、色々と話を伺うことができました。

中国地方の山間部にある島根・邑南町(おおなんちょう)については、にっぽんA級(永久)グルメのまち連合の岡田事務局長さんが紹介して下さいました。

 この日は、NHKの番組でも特集された寺本英仁さん(邑南町職員)もお見えでした。
 A級グルメの仕掛け人でもあり、食と農を中心にした町づくりの様子は、こ著書『ビレッジ・プライド』にも詳しく書かれています(拙メルマガの紹介文はこちら)。 

石見ポークは、その場で、テントの下に設えた鉄板で焼いて下さいました。
 冷たい小雨が落ちる中、盛大に湯気が上がります。 

地元の方の顔をみて、話を伺いながら頂く料理の美味しさは一段です。
 地元に行けばもっと美味しいのでしょうが、都内でこのようなイベントを開催して頂けるのは有難いことです。

 ご馳走様でした!

ところで「A級グルメ構想」とは、島根・邑南町が取り組んできた地域の「食」を通じて地域の誇りを掘り起こそうという取組み。

 この構想に、それぞれ自慢の食材と食文化を有する北海道鹿部町、福井・小浜市、島根県・西ノ島町、宮崎・都農町が賛同し、昨年11月、 「にっぽんA級(永久)グルメのまち連合」を設立しました。
 都内・千代田区にに共同の活動拠点を置き、情報発信や人材募集・育成に共に取り組んでいます。

東京でも、様々なイベント等が予定されています。

 10月25日(金)には、東京・千代田区の「レストランしまゆし」で交流イベント「A級グルメフェア」が開催されます。
 美味しい食を頂きながら、「地方の食に関わる仕事」を知ることができるという内容で、学生は参加費無料とのこと(要申込み)。

 また、11月7日(木)には神田錦町で、寺本英仁氏を迎えて「地域ビジネスの最前線」と題するセミナーが開催されます。

 さらに明年4月には、千代田区で「A級グルメアカデミー~学費の稼げる食の学び場~」が開講します。
 じっくり1年間、一流の講師陣を迎え、飲食業務の現場で働きながら学ぶことができるというプログラムのようです。

 にっぽんA級(永久)グルメのまち連合の活動に、これからも注目していきたいと思います。