
貴重な森林資源は都市部にもあります。
それに着目してユニークな活動をしているのが、(一社)街の木ものづくりネットワーク(マチモノ)です。
マチモノのミッションは、街のなかにある木を、身近な自然から得られる恵み(資源)として意識し、学び、有効活用することを通じて、街に住む私たちの生活をもっと楽しく、もっと豊かにすること。
街では、日々、多くの木(庭木、街路樹、公園木等)が伐られています。伐採された木のなかには、チップ化など現状の処分方法以外にも木材として活用できるものもあり、これでは資源としてもったいないだけではなく、共に生きてきた街の木の思い出が人々の記憶から完全に喪われることにもなります。
そこでマチモノは、前身の任意団体の頃から、街の木と、その周りで暮す人々との多様なチャンネルづくりのための様々な取組みを始めました。
例えば「製材ワークショップ」。
伐採された木を、昔の大きなノコギリやかんなを使ってみんなで製材する体験会で、保育園等でも実施しています。
また、製材した街の木を、暮らしのなかで使う各種木工品(食器、雑貨、家具等)に生まれ変わらせるワークショップも。
なお、マチモノの代表は街の木(都市森林)のあり方を問い直す都市森林株式会社という会社を経営する方で、森や木についての豊富な専門知識と技術をお持ちです。
さらに、街の木(緑地)の勉強会やカルテ作り、木の実など街の木の恵みを頂く収穫祭(本年は12月14日の予定)等も開催しています。
事務局長のヨコヤマメグミさんは、次のように話されています。
「身近な自然の豊かさを発見する感動・楽しさを、もっと多くの人と共有したい。街の木を活かした緑いっぱいの楽しい街を、ぜひ一緒に創っていきましょう」
[参考]
フェイスブックページ
https://www.facebook.com/Machimono/
都市森林プロジェクト
https://www.toshiringyou.com/
出所:
F. M. Letter -フード・マイレージ資料室 通信-No.182
2019年12月11日(水)[和暦 霜月十五日]
https://www.mag2.com/m/0001579997.html
(過去の記事はこちらに掲載)
http://food-mileage.jp/category/pr/