【ブログ】「和暦日々是好日」展

2020年1月31日(金)は、昼前から休暇を頂いて東京・渋谷のホテルで江戸東京野菜関係の美味しい市民講座に参加。

 その後は貴重な平日の休日の残りを有効に活用するため、JR目黒駅から早稲田鶴巻町に向かいました。
 晴れていますが、次第に風が冷たくなってきます。

 わざわざ徒歩で向かったお目当ては、山吹の里公園
 有名な大田道灌の山吹の和歌の舞台とされる地は埼玉・越生町など何ヶ所かにありますが、ここも有力な候補地です。住宅地の中にある小さな公園でした。

 途中に通った肥後細川庭園は、今年も雪吊りが見事です。

早稲田鶴巻町にあるビル1階のGallery CUE・BRICK(ギャラリー キュー・ブリック)で1月30日(金)から2月2日(日)の間、開催されていたのは、「和暦日々是好日展」。

和暦日々是好日』とは、地球の息吹を感じるための手帳。
 私も10年近く、文字通り座右に置いて(本当は左上かな)、愛用させて頂いています。

和暦とは、月と太陽の周期に基づく太陽太陰暦。
 日々は新月とともに始まり、15日目が十五夜。二十四節気や七十二候は太陽の周期から計算されます。日本の暦は、すべてが循環する自然のリズムに叶ったものなのです。

 ちなみに一般的に用いられているカレンダー(グレゴリオ暦)は機械的・合理的なもので、「1秒」はセシウム(!)133の原子核の周期がベースになっています。

ギャラリーに入ると、正面には大きな月の屏風。お茶席も設えられています。

 手帳の製作者である高月美樹さん、扉の絵のデザイナー・飯野明美さんもいらっしゃいました。

会場には手帳の原画のほか、基になった江戸から明治期の古書も展示されています。
 かつての日本人が、いかに自然(虫、植物、野菜など)に丁寧に目を注いでいたかが分かります。写実的な絵には驚かされます。

隣のカフェ(cafe wool)さんが作られた羊のクッキーなどをお土産に頂きました。

 頂いたチラシによると、2月11日(火・祝)14時からは、東京・池尻大橋で高月さんの講座「和暦と陰陽の対話」が開催されるとのこと。
 私も都合がつけば参加してみようと思います。

 今年も和暦とともに、自然のリズムを感じながら過ごしていこうと思います。
 ちなみに私のささやかなメルマガは、今年も和暦の朔日と十五に配信予定。明後日の和暦睦月十五日(2月8日(土))配信予定のメルマガ原稿は、まだ全然できていません(汗)。