
いよいよ桜の季節が近づいてきました。
年々、桜の開花が早くなっている印象がありますが、実際にはどうなのでしょうか。
リンク先の図188の桜色の折れ線グラフは、東京における桜の開花日を表しています。上ほど遅く、下ほど早いことを示しています。
https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2020/03/188_kaika.pdf
これによると、年によって変動はありますが、1970年代頃まではおおむね3月25日~4月6日前後に開花していたのが次第に早くなり、1980年頃からはおおむね3月20日~3月30日の間、2000年代に入ると3月20日前後に開花する年が多くなっています。
一方、青の折れ線グラフは当該年の1~3月の東京の平均気温を表しています。これは期間を通じてほぼ右肩上がりで推移しています。
これらのグラフからは、1~3月の平均気温が高い年は、桜の開花日は早いという相関が伺えます。
今年は特に桜の開花が早いと見込まれ、民間気象会社は3月15日前後と予想していますが、このグラフのデータに基づく予測(FM式最小二乗法)では3月20日頃となります。
果たしてどちらが当たるでしょうか。
[資料] 気象庁ホームページ
https://www.data.jma.go.jp/sakura/data/sakura003_00.html
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/monthly_s3.php?%20prec_no=44&block_no=47662
出所:
F. M. Letter -フード・マイレージ資料室 通信-
https://www.mag2.com/m/0001579997.html
No.188、2020年3月9日(月)[和暦 如月十五日]
(過去の記事はこちらに掲載)
http://food-mileage.jp/category/pr/