【ブログ】2020年7月

2020年は7月に入って早々、九州・熊本を中心に全国的に甚大な豪雨被害が発生。泥水に覆われた人吉市のニュース映像など、知人もいるだけに心が痛みます。お見舞いを申し上げます。

 一方で新型コロナウイルスの新規感染者数が再び増加傾向に。東京都中心だったのが全国に拡がりつつあります。

そのようななか、個人的にも大きな出来事がありました。
 7月6日(月)夜、母が92歳で旅立ちました。
 かねて自宅で療養中で、この日も介助しつつ量は少ないながら夜食を摂り、好きだったデザートのプリンも一口。30分ほどベッド脇を離れて戻ると、呼吸が止まっていました。
 恐らくは大きな苦しみもなく、穏やかな最期。葬儀等も不要という遺志もあり、横浜在住の弟の一家を含め、家族だけで見送りました。最後まで子ども思いの母でした。
 生前、ご厚誼を頂いた皆様にお礼を申し上げます。

火葬も終わり自宅に戻ってきた8日(水)の夕方は、一人で近所の運動公園へ。
 元気だった頃は車椅子を押しての散歩コース。子どもたちの姿を見ながら缶コーヒーを飲むのが好きでした。
 この日は朝からの強い雨と風も収まり、不思議なほど青い空が広がっていました。

人の思いや事情にはかかわりなく、季節は移ります。
 玄関先のプランタでは、今年も大輪のカサブランカが咲きました。甘い香りに蟻が集まってきています。
 同じく、プランタのビオラの中には、ツマグロヒョウモンの大きな幼虫の姿。

久しぶりに自宅近くの市民農園に足を運ぶと、枝豆が丸々と太っていました。今年は豊作です。キュウリはそろそろ終わり、ナスとトマトはまだ採れそうです。
 それにしても、天候不順(長雨と低温)が心配です。 

気分転換をとも思い、13日(月)にはオンラインでの読書会に参加。
 外付けのマイク(100均!)のおかげで、声も拾ってもらえたようです。

 課題本のオニール『楡の木陰の欲望』は、19世紀半ばのアメリカの開拓農家を舞台にした戯曲。土地への執着や愛憎模様について感想など交換(色んな読み方があります)。

 私がおススメした吉田篤弘『つむじ風食堂の夜』が、来月の課題本に選ばれました。以前に拙メルマガでも紹介した、珠玉のような短編小説集です。
 同じ著者の別の本も、読んでみたいと思っています。

5月のことですが、熊本の知人が同人誌とともにアマビエのカード(写真中央、お嬢さんの手書き)を送って下さいました。
 肥後の海に棲む妖怪で、疫病を退散させる力があるとのこと。

 ちなみに左側は山形の日本酒のラベル。これは玄関先に張り出しました。
 右側は地元のバス会社の方に頂いたお守りで、アマビエのカードとともに身に着けています。

明日は土用の丑の日(今年の夏は2回あります)。配信予定の拙メルマガもウナギを特集する予定。
 季節の変わり目です。皆様、どうぞご自愛ください。