【ブログ】例年と違う8月

2020年8月は、例年とは違う景色。

 新型コロナウイルスの感染拡大は収まらず、飲食店には再び営業時間短縮の要請。店頭には対策をしている旨のステッカーが掲示され、店内の椅子の数も制限。
 せっかくの美味しい料理も、大人数では楽しめない状況が続いています。

8月8日(土)の昼は市内のうどん屋さんへ。
 昼前の店内は空いていましたが、持ち帰りのお客さんが多数。

 武蔵野名産の地粉うどんは、独特の触感と風味があって美味です。この日は初めてカレー味で頂きました。

近隣にある市のふるさと歴史館へ。
 入り口を入ってすぐのところには、お彼岸の行事食とお飾りの展示。今年の夏は多くの人にとって、帰省も墓参りもままならない状況です。

 ロビーでは「東村山と戦争」のミニ企画展。
 墜落したB29の搭乗員名簿も(11名全員が死亡)。墜落した茶畑の地主の方は、戦後、自費で平和観音像を建立されたそうです。

メインの企画展は「写真でふりかえる東村山の出来事」。
 農地と平地林はかりだった地域が、戦後の復興と経済成長の中で急速に都市化が進んでいった様子がよく分かります。

 常設展示では、古代から現代までの市の姿の変貌が分かるように、充実した展示が行われています。

暑い日(というより「猛暑日」)が続くなか、8月7日(金)には立秋を迎えました。
 スイカはすっかり葉やつるは枯れ、辛うじてネットで支えられています。自然の完熟です(美味でした!)

立秋を過ぎたとたん(?)、草々は穂を伸ばし、実を付け始めました。
 暑さにかまけて、しばらく放任状態だった除草をボチボチ。

8月10日(月)の「山の日」は、19時から興沢ブッククラブのオンライン読書会に参加。
 参加者(9名)の皆さんからのおススメ本は、谷崎潤一郎『陰翳礼讃』、島田潤一郎『古くてあたらしい仕事』、菅野雪虫『天山の巫女ソニン』、岡田英弘『日本史の誕生』、平尾誠二/山中伸弥『友情』、窪島誠一郎『無言館-戦没画学生たちの青春』、永野健二『バブル』、ウェストハイマー『たいせつなかんけい』など。
 今回も幅広いジャンル。気になった本は手に取ってみようと思います。

 私は斎藤美奈子『戦下のレシピ』を紹介させて頂きました。8月になると読み返したくなる本です。

後半は課題本・吉田篤弘『つむじ風食堂の夜』について。
 面白かったという感想の一方、どうしても受け付けなかったとの感想も。人によって感じるところは様々です。
 同じ著者の『おやすみ、東京』『台所のラジオ』も、食が大きな役割を果たしていると紹介させて頂きました。

 最後は恒例のUさんによる読み聞かせ。町田尚子『ネコヅメのよる』。猫好きにはたまらない本かも。細い月を猫の爪とみるとは。

 次回(9/14)の課題本は(時節柄?)カミュ『ペスト』に決定。誰でも参加できます。
 それにしても、いつまでオンライン開催が続くんだろう。

 例年と違う8月も、6日、9日、15日と過ぎていきます。合掌。