【ブログ】2021年9月も終わり(もちよりブックス、おしどりさん)

2021年9月も下旬。
 自宅近くに一画を借りている市民農園、冬野菜の植え付け・播種も終了。秋晴れの下、大根は芽を出しています。

9月26日(日)の午前中は、20日(月・祝)のイベント「『ゆっくり、いそげ』のこれまでとこれから」に続いて東京・国分寺へ。
 それにしても国分寺駅北口は、昔の雑然としていた面影は全くありません(30年ほど前に一橋学園に住んでいた頃の乗換駅でした)。

 駅から徒歩5分ほどで胡桃堂喫茶店へ。今回は迷わず無事に到着。

この日9時から開催されたのは「朝のもちよりブックス#31」。

ゲストは東京農工大・大学院で農村政策等について研究されていた松島耕太さん。
 この10月から社会人となり、埼玉・飯能市の社会福祉法人で農福連携等に取り組まれるそうです。
 進行役の影山知明さんが、これまで松島さんが影響を受けた本について、実物を見ながら聴き出していきます。

 まずは、向谷地生良『べてるな人々』。札幌出身の松島さんは、中学生の時に父親に連れられて浦河のべてるの家まで見学に行かれたそうで、本は向谷地さんのサイン入りでした。高校時代に読んだミヒャエル・エンデ『モモ』からは、聴くことの大切さを学んだとのこと。
 宇沢弘文編著『社会的共通資本-コモンズと都市』の1章は大学時代の恩師が書かれているそうで、その先生から薦められた内山節『いのちの場所』を読んで、山村部の共同体のなかで豊かに暮らす人々の姿に強い印象を受けたとのこと。

 大学院時代に読んだアマルティア・セン『福祉の経済学』からはケイパビリティの概念(よく訳される「潜在能力」ではなく「受け入れる能力、器」といった意味とのこと)を学び、北海道新得町で世界一のチーズを作っている宮島望(大学の先輩とのこと)『いらない人間なんていない』からも、考え方や生き方について強い影響を受けたそうです。

参加されていた国分寺赤米プロジェクトについても紹介して下さいました。
 国分寺の在来種である赤米を、国分寺や青梅で自然農法で栽培しているそうです(楽しそう!)。

後半は参加者の皆さんが持ち寄った本の紹介。
 素敵な興味深い本ばかりで、併設されている書店の書棚に置いてもらう(出品する)こともできるそうです。

9月28日(火)のお昼は、東京・神田の47都道府県レストラン 箕と環へ。
 この日は、今年4月に兵庫県に移住されたMさんの共通の友人で但馬ランチを楽しもうという企画です(懐かしい方たちに久しぶりにリアルでお会いできました)。

 私は先日のイベントで但馬定食を頂いていたので、福島・南相馬定食(小高工房のビーフカレー等)をチョイス(Mさん、ごめんなさいね)。
 こちらも美味しかったです。ご馳走様でした。

せっかく都心に出てきたので、久しぶりに浅草演芸ホールへ。
 寄席も本当に久しぶりです。定員を減らすなどコロナ対策を行って興行されているようです。

 落語、漫才、手品などで楽しい時間を過ごさせて頂きました。
 私の第一のお目当てはおしどりさん。マコさんのアコーディオンとケンさんの針金アートという夫婦漫才で、不思議な楽器(テルミン)を使ったネタもあり、変わらず元気でエネルギッシュなステージでした(地元のお饅頭を差し入れさせて頂きました)。

 おしどりさんは「お笑い」と並行して、ご自身のポータルサイト等を通じて、福島原発事故等に関して独自取材に基づく情報発信を続けておられます。
 お2人には、お体に気を付けながら、これからもご活躍して頂きたいと思います。

(左は(一社)漫才協会HP、右はおしどりさんポータルサイトより)

さて、連日の候補者による討論会等を経て、自由民主党の新総裁が誕生(ちなみに原子力資料情報室によると、この方の核燃料サイクルに関する発言は間違っているとのこと)。
 近く総選挙も実施されます。
 新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言(19都道府県)とまん延防止等重点措置(8県)も、9月末をもって全て解除。

政治も経済も、そして社会も、明るい空気に変わっていけばいいのですが。