【ブログ】沖縄復帰50周年

特別な2022年の5月も半ばへ。
 自宅近くに借りている市民農園の一画では、春野菜の苗の植え付け、大豆の播種。

 そら豆を4さやほど収穫。アブラムシがついて毎年なかなかできないのですが、茹でて頂くと甘さと旨味が格別です。
 ちなみに奥の小鉢は、庭の山椒の実を使ったちりめん山椒(いずれも妻が料理。ご馳走様です)。

福島・喜多方から届いたのは、いつもの「しあわせな豚」のお肉。くず米等を与えて放牧されている豚さん達の様子は、先日、見学させて頂いたばかり。
 同封されていた部位の説明やレシピは、分かりやすく詳しく、バージョンアップしています。
 それに、エガワコントラクターさんのアスパラ。大きいくて柔らかくて甘い! こちらもぜひ、一度、お伺いしたいと思います。

喜多方のことを思い出しながら、美味しく頂きました。 

5月9日(月)は、東京・小岩へ。冷たい雨が降る中、向かったのは「居酒屋や・こだま」さん。
 この日19時から、沖縄のボーカルグループ・ネーネーズのライブが行われたのです。関東でのツアーはコロナ禍のせいで久しぶりとのこと。

店内(座敷)は、密にならない程度にほぼ満席。一人で来ている男性の姿もちらほら。
 開演に先立って腹ごしらえ。フ―チャンプルー、八重山そばなど、なかなか美味です。

19時に開演。
 ブログ等によると、お二人目のお子さんが生まれた方、高校を卒業し大学に進学された方、コロナ陽性になった方もおられたようですが、皆さん元気な姿を見せて下さいました。

 ステージも近く、アットホームな雰囲気で楽しめました。
 ただし観客はマスク着用、声援や指笛は禁止。サイン会や物販もなかったのは残念。

そして5月15日(日)を迎えました。沖縄が本土に復帰して50年目の日です。

 沖縄県では、岸田総理も出席して記念式典が開催され、NHKが中継。
 貧困世帯の子ども達に食料を配布するボランティア活動をしている方など、男女お2人の若者代表の方のスピーチに心打たれました。
 ところが視聴率は、沖縄で16%だったのに対して関東地区では2%だったとの報道も。

同日19時からは、再びネーネーズのライブを視聴。
 ただしこの日は、那覇市国際通りにある「ライブハウス島唄」からのオンライン生配信です。

地元にある沖縄料理屋さんからテイクアウトしてきたソーミンチャンプルーなどを頂きながら、家族で楽しみました(いささか泡盛を呑み過ぎ)。

ところでこの日(5月15日(和暦では卯月朔日))は、月2回の個人メルマガの配信日。沖縄特集となりました。

戦場となり基地が置かれた沖縄県の耕地面積は、戦前に比べて全国平均以上に減少している状況。
 さらに、若年ママのシェルター、反基地活動に取り組んでいる(取り組まざるを得なくなった)チョウ研究者の方の著作などを紹介させて頂きました。

沖縄に言及しようとすると、どうしても政治的なテーマに触れることが避けられません。

復帰50周年は、「祝賀ムード一色」とはほど遠かったようです。
 この日に合わせてマスコミでは特集記事や番組が掲載・放映されましたが、総じて、沖縄以外の地域での「盛り上がり」の乏しさには、うそ寒さを感じざるを得ませんでした。

沖縄を語ることは、多くの困難を伴います。
 政治を含む状況の複雑さを思うと、私のように十分な知識もなく、自ら何の活動もしていない者が触れること自体、不適当ではないかと躊躇があります。
 しかし、現地で、時には押しつぶされそうな思いをされながら活動されている方たちのことを想像するたび、少なくとも関心を持ち続ける必要があることを痛感しています。