
「令和の百姓一揆」関連では、実行委員会代表の菅野芳秀『生きるための農業 地域をつくるための農業』[No.309]、田中優子『一揆を通して社会運動を考える』[No.310]、幕末の世直し一揆を扱った小説・青山文平『下垣内教授の江戸』[No.314]を紹介。
成田闘争にも参加した小泉英政『土と生きる-循環農場から』[No.326]、中世の宗教改革に先立つフランツ『ドイツ農民戦争』[No.328]も取り上げました。
米の関係では、30年以上前の論調がまったく古びていない井上ひさし『コメの話』[No.318]、お米への愛がてんこ盛りの柏木智帆『知れば知るほどおもしろい お米のはなし』[No.317]を紹介。
原発被災の関係では、大熊町で津波に流された娘を探し続けた父親の姿等を描いた安田菜津紀『遺骨と祈り』[No.319]、中間貯蔵施設の不条理を告発する門間好春『未来へのバトン』[No.321]、高木仁三郎の近未来小説『プルトニウムの未来』[No.323]を取り上げました。
関連して赤坂憲雄は『東北学/忘れられた東北』で「単一の瑞穂の国」ではない「いくつもの日本」を発見します[No.311]。
また、「消費者」とは「人間侮蔑的な言葉」であるとする中野幸次『清貧の思想』[No.315]、井出留美『私たちは何を捨てているのか』は食べものを捨てることは自分のたましいを捨てることと主張[No.313]、ディンプルビー、ルイス『食べすぎる世界』 は食べすぎることが自らの健康にも地球にも多くの負荷を与えていることを明らかにしています[No.327]
袖井林二郎『マッカーサーの二千日』には戦後の深刻な食糧問題の様子が描かれています[No.322]。
さらに古沢広祐『今さらだけど「人新生」って?』[No.312]、「ローカル、風土立脚型」の有機こそが重要とする吉田太郎『シン・オーガニック』[No.308]、樹木と自然への畏敬の念を記したエッセイ集である幸田 文『木』[No.316]、高橋博之『関係人口』[No.320]も紹介。
重田園江『ホモ・エコノミクス』は「21世紀に人は合理的経済人であってはならない」とし[No.325]、渡邉雅子『共感の論理』では、日本が育み広く継承されてきた価値観(共感的利他主義)の重要性が強調されています。[No.329]
最期まで日々食べたものが記録されているハンセン病作家・北條民雄が療養所内で記した日記[No.324]。
写真家・高橋美香『シロくんとパレスチナの猫』[No.330]も紹介させて頂きました。パレスチナで続く不条理は、愛猫・シロくんの口を借りないと表現できなかったのかも知れません。
出典:
F.M.Letter-フード・マイレージ資料室 通信-pray for peace.
No.331、2025年12月20日(土)[和暦 霜月朔日]
https://food-mileage.jp/2025/12/29/letter-331/
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