【豆知識】地方で加速する農地面積の減少

【ポイント】
 近年、担い手が急激に減少していることが明らかになっていますが、同時に農地面積も減少を続けており、特に地方で減少が加速化しています。

日本の農地面積は1965年の600万4千haから2025年には423万9千haへと、△29.4%と大きく減少しています。リンク先の図334は、日本の農地面積の10年ごとの減少率を地域別にみたものです。
https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2026/02/334_nouchi.pdf

農地面積は1965年から75年の10年間にかけて△7.2%と大きく減少しました。地域別にみると三大都市圏で△21.6%と特に大きくなっており、三大都市圏では1975年から85年でも△12.0%と大きく減少しています。
 一方、農業生産地帯である北海道では1995年頃までは農地面積は増加しており、東北の減少率も比較的小さなものでした。
 ところが1985年頃から地方においても農地の減少率は三大都市圏と肩を並べるようになり、最近(2015年から25にかけての10年間)は、特に西日本(中国、四国、九州)の農地の減少率は三大都市圏を3~4割上回っています。
 かつての高度成長期においては、都市を中心に工場や住宅用地として多くの農地が転用されましたが、最近は農業生産地帯である地方における農地面積の減少が顕著となっています。日本農業の構造が大きく変化しつつあることを示唆しています。

[データの出典]
農林水産省「作物統計(面積調査)」から作成。
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sakumotu/menseki/index.html#l

出典:
 F.M.Letter-フード・マイレージ資料室 通信-pray for peace.
 No.334、2026年2月2日(月)[和暦 師走十五日]
 https://food-mileage.jp/2026/02/11/letter-334/
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