2026年2月。
立春も過ぎ、ハクモクレンのつぼみは膨らみ、梅は盛りを過ぎつつあり、目と鼻には違和感を覚えるようになるなど、春の気配が感じられるようになってきました。
と思っていると一転、8日(日)の東京地方は本格的な雪に。近所の中学校のグラウンドも一面の雪原です。
この日は第51回衆議院議員総選挙の投開票日。中学校に設けられた投票所に来られる方も(融雪剤を撒く係りの方も)大変な様子でした。結果は自民党・与党が歴史的な議席数を獲得。国会論戦まで凍ってしまわないことを期待したいところです。

11日(水)は、「きっかけ食堂@オンライン~能登で続ける 下野農園の2年間~」に参加しました。
ゲストは、石川・輪島市門前町で暮らしながら七尾市能登島で農業を営む「下野農園」のご夫妻。お2人とも移住者で、ご主人は大阪出身で造園業、奥様は北海道出身で飲食業の経験があるそうです。

自宅から1時間かけて能登島に通ってサツマイモを中心に農業を営み、加工品(焼き菓子)づくりにも取り組んでいるそうです。
ところが2024年1月の能登半島地震で被災。農業も焼き菓子づくりも一時は諦めようかと悩んだそうですが、農業者や事業者がどんどん減り続ける中、自分たちが残り続けることによって能登の復興の一助になるのではないかと決心し、農業とお菓子づくりを続けられているとのこと。
なお、能登島へ渡る2本の橋のうち1本は今も通行止めになっており、ご自宅の屋根の修繕もまだ終わっていないとのそうです。
お願いしてあった「notogocochi」も手元に届いていました。さつまいもや野菜を使った焼き菓子で、上品な美味しさ。デザインもおしゃれです。

後半は3~4名ずつに分かれての意見交換も。金沢出身、現在は関東在住で、能登に熱心にボランティアに通っておられる男性の話を伺うこともできました。
この日は6歳の子どもさんも画面に登場。下野さんご夫妻は「能登に関心を持って下さり感謝。ぜひ遊びに来て下さい」と話しておられました。
久しぶりに能登を訪ねてみたいという思いが募るイベントでした(きっかけ食堂による報告はこちら)。
2月14日(土)は、毎月恒例のリアルイベント。
この日のタイトルは「たべっぺし!いわてをカタライ、ひろがるカカワリ〜もっと知ると、もっと好きになる〜」です。「岩手わかすフェス」とのコラボ企画とのこと。

会場は国立競技場にも近い東京・千駄ヶ谷の Salon de Zuppa。前回の東京五輪の前年(1963年)に建てられたという、落ち着いた内装のレンタルスペースです。
高円寺の落語会(別掲予定)から少し遅れて18時前に到着した時には、30名近い参加者で賑わっていました。

岩手の美味しいお料理を頂きました。
すっぷく(椎茸たっぷりの餡あんかけうどんのような大槌町の郷土料理)、南部せんべいを衣に使ったから揚げ、大船渡産のホタテの刺身など。最後には塩むすび(野田村、花巻市)も頂きました。
他にも、ほやとわかめのカルパッチョ(陸前高田市、洋野町)、すき昆布煮(普代村)、味噌とクリームチーズのディップ(八幡平市、雫石町、岩手町)などもありましたが、手(お腹)が回らず。

遅れてきた人のために、この日、2回目のプレゼンを行ってくれました。
実行委員の方から「岩手わかすフェス」の紹介。首都圏在住の大学生・社会人が企画運営に携わっているイベントとのことで、今年は2月28日(土)に東京・大手町で開催されるそうです。
岩手県の14市町村・団体の特産品の物販、移住者交流会、三陸翡翠あわびのキーホルダー作り、わんこそばチャレンジ等のイベントも。
ちなみに「わかす」は、南部鉄瓶でお湯を沸かすことにちなんでいるとのこと。若々しいエネルギーが感じられる言葉です。私も当日、足を運んでみたいと思っています。
さらに、きっかけ食堂のスタッフの方からは、養殖施設からホタテが脱落するというピンチにあるという漁師・中野圭さん(岩手・大船渡)への支援、きっかけ食堂のマンスリーサポーター募集等についても紹介がありました。

引き続き会場参加者、スタッフの皆様との懇談。年代や職業等は様々ですが、いずれも東北への思いを持ち続けている方たちばかりです。
さて、この日はお刺身で頂いた中野さんのホタテ。
「支援」ということではなく、美味しかったので注文させて頂いていたのが、18日(水)、ワカメとともに届きました。ホタテの殻を開ける道具と軍手まで同封されています。
早速、お鍋で頂きました。小さなサイズとのことですが中身がしっかりしていて美味です。ご馳走様でした。

きっかけ食堂とは、その地域の美味しい食をみんなで頂くことをきっかけにして、東北など被災地に想いを馳せる場。10年かけて「想いを絶やさない場」を積み重ねてきました。
まもなく、東日本大震災と東京電力福島第一原発の事故から15年目の3月11日を迎えます。震災の記憶が「風化」し「原発回帰」の動きが鮮明になるなか、若い方たちによるきっかけ食堂の取組みには心励まされる思いがしています。
(ご参考)
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