【ブログ】2026年の世界は・・・

昨年12月29日(月)の午後は、図書喫茶カンタカへ。自宅のある東京・東村山市と埼玉・所沢市の都県境にあります。

 この日開催されたイベントは、音楽講座「なるほどクラシック」(ベートーヴェン・第九)。詳しい資料(歌詞等)が配られ、プロの音楽家の方たちによる解説と生演奏があり、最後は4楽章全体をフルトヴェングラーの名盤で鑑賞。
 素晴らしい年の瀬の一日を過ごさせて頂きました。… 続きを読む

【ほんのさわり331】2025年の振り返り(敬称略)

「令和の百姓一揆」関連では、実行委員会代表の菅野芳秀『生きるための農業 地域をつくるための農業』[No.309]、田中優子『一揆を通して社会運動を考える』[No.310]、幕末の世直し一揆を扱った小説・青山文平『下垣内教授の江戸』[No.314]を紹介。
 成田闘争にも参加した小泉英政『土と生きる-循環農場から』[No.326]、中世の宗教改革に先立つフランツ『ドイツ農民戦争』[No.328]も取り上げました。

米の関係では、30年以上前の論調がまったく古びていない井上ひさし『コメの話』[No.318]、お米への愛がてんこ盛りの柏木智帆『知れば知るほどおもしろい お米のはなし』[No.317]を紹介。… 続きを読む

【オーシャン・カレント331】2025年の振り返り

「令和の百姓一揆」は、いかに多くの市民・消費者が賛同し参加するかが重要であること[No.309]、一揆の本来の意味には武力による階級闘争や革命というイメージはなかったこと[No.310]を紹介。

「令和の米騒動」に関連して、消費者の理解と実践が必要であること[No.308]を前提に、米の収穫量調査[No.312]、作況指数[No.313]、政府備蓄米[No.314]、いわゆる「減反政策」[No.317]、10a当たり収量の前年比見込みとともに唐突に作況指数が廃止されたこと[No.324]についても取り上げました。
 米の価格については、相対取引価格が過去最高値となったこと[No.325]、小売段階と生産者段階との間の大きな格差[No.319]、「高騰」後でもお茶碗一杯分の米の値段は約70円であること[No.318]を紹介しました。
 また、増産に舵を切った政府の米政策についても取り上げましたが[No.322]、政権が変わり今後は不透明です。

原発被災の関連では、原子力被災自治体における住民意向調査(半数が帰還の意向なし)[No.311]、中間貯蔵施設の現状と今後[No.321]、ほぼ一貫して低下を続けてきた福島県等の食品の購入をためらう人の割合が上昇に転じたとのアンケート調査結果[No.323]を紹介。… 続きを読む

【豆知識331】2025年の振り返り

3月に東京でも行われた「令和の百姓一揆」の背景として、食料自給率が長期的に低下してきた最大の要因は消費者の食生活(食の選択)の変化にあること[No.313]、都市部の食料自給率は極めて低い水準にあること(東京都はカロリーベースで0%)[No.312]、日本の農業生産を支える基盤(担い手、農地)は急速にぜい弱化していること[No.314]を紹介。11月に公表された新しいセンサスでは、担い手数は経済の高度成長期を上回る減少率を示していることも明らかになりました[No.330]。

米も大きなテーマでした。
 昨年(2024年)は、米の生産が増加すると同時に価格が上昇し[No.308]、消費量も増加に転じる[No.317]という転機になった年であったことを紹介。
 それでも小規模層では赤字で[No.319]、全体としても経営収支は厳しい状況にあること[No.325]。就業者一人当たり純生産をみても第一次産業は他産業に比べて4分の1程度の低い水準で推移していること[No.310]のデータを紹介。
 また、現在の日本の1人当たり米の収穫量は深刻な飢餓に直面していた1940年代に比べて約半減していることも指摘しました[No.322]。… 続きを読む

【ブログ】竹の伐り出しと大豆のよろげ(2025年最後のしごと塾、山梨・西原)

2025年12月21日(日)、冬至の前日は山梨・上野原市西原(さいはら)へ。
 さいはらの手仕事を学ぶために10年以上にわたって西原に通っている「しごと塾さいはら」の、2025年最後のプログラムです。
 JR中央線で東京・高尾から3駅目・上野原駅前を8時45分発の富士急行バスに乗車、1時間ほどで西原(原バス停)に到着。ちなみに途中から私たち4人の貸切り状態でした。… 続きを読む

【オーシャン・カレント330】農林業センサス

【ポイント】
 国の統計のなかでも特に重要な基幹統計である農林業センサスは、全数調査であることから、他の標本調査の母集団情報としても利用され、詳細な地域毎のデータも公表されます。

農林業センサスは統計法に基づく基幹統計調査(特に重要な統計調査)であり、国際連合食糧農業機関(FAO)の提唱する世界農林業センサスの趣旨にも従って、1950年から5年ごとに実施されています。
 農林業センサスは農林業経営体調査と農山村地域調査の2本立てとなっており、いずれも全数調査(全農業経営体、全市区町村)というところが大きな特徴で、標本調査として実施される各種統計調査(経営、作物等)の母集団情報としても利用されます。

農林業センサスの調査事項や定義については、調査のたびに研究会を開催し、総務省の承認を得て見直しが行われており、今回も農林業の労働力に関する事項等について変更が行われています。これは、農林業をめぐる情勢や利用者のニーズ、報告者負担など調査環境等を踏まえて行われているものですが、結果として長期的にはデータが連続しなくなるというデメリットも生じることとなります。… 続きを読む

【豆知識330】減少のペースを早める農業の担い手数

【ポイント】
 農業の担い手(基幹的農業従事者)の数は、経済の高度成長期さえ上回る過去最大の減少率を示しています。

去る11月28日(金)、農林水産省が公表した2025年農林業センサス結果(概数値)により、いくつかの特徴的な動向が明らかとなりました。
 リンク先の図330は、農業の担い手(基幹的農業従事者)数の長期的な推移を概観したものです。なお、基幹的農業従事者とは「自営農業を主な仕事としている世帯員」のことで、農家における「農業の担い手」に相当します。
https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2025/12/330_census.pdf続きを読む

【寄稿】都市と農村、自然と人間(日刊アグリ・リサーチ、2025.12/18)

2025年12月18日付の『日刊アグリ・リサーチ』(農業情報調査会発行)にコラムを掲載して頂きました。
 熊本・産山村を舞台にした『村で生きる』は、ぜひ多くの方に観て頂きたいドキュメンタリ映画です。対して、都心にオープンした人気の「人工的な自然ごっこ」。何たる落差。私たちの国の姿。

(参考)… 続きを読む

【ブログ】菊池事件と映画『新・あつい壁』

2025年12月も半ば。
 ここに来て冷え込む日も多くなってきましたが、樹々のつぼみは春に向けて膨らみつつあります。

 2月13日(土)の午前中は、地元の小学校のフェスタのお手伝い。ボッチャの受付を担当。といってもスタンプを押して景品(びよ~んと伸びるおもちゃ)を配るだけですが。たくさんの小学生、未就学児、保護者の方たちが来てくださいました。
 合間に骨密度も測定してもらいました(結果は平均をやや下回る程度)。

同じ日の午後は、これも地元・東村山市にある国立ハンセン病資料館へ。… 続きを読む