【ブログ】共奏キッチン@自由が丘シェア奥沢

2018年 10月15日(月)の終業後は東京・自由が丘へ。冷たい雨が落ちています。

「ごはんをつくってたべて語りあいましょ~♪」という共奏キッチン@自由が丘シェア奥沢は、毎月、第3月曜の18時頃から開催されています。
 私は6月以来の参加です。

駅から緑道沿いを歩いて5分ほどのところにあるのが、会場のシェア奥沢。地域とのつながりを大切にするコワーキングシェアスペースです。

19時半頃に到着した頃には、参加者の方たちによる料理の真っ最中。
 手許にある食材からその日の献立が決められ、自然に役割分担がなされています。

この日も野菜は自然農の poco a poco farm(茨城・那珂市)からのお取り寄せ。
 「果樹園木楽」(山形・朝日町)からはリンゴ(シナノスイート)も届いていました。赤ちゃんを育てながらご夫妻で営まれている農園とのこと。

主催者のたかったー氏に、8月以来、永らく借りっ放しだった本(こうの史代『この世界の片隅に』全3巻をお返ししました。
 戦時下の食生活の詳しい描写もあり、戦争の悲惨さ、人間にとっての食べものの大切さが伝わってくる好著です。

そして20時過ぎ、みんなで一緒に作った(私も少しだけお手伝い)料理がテーブルに並べられました。
 アクアパッツァ、リンゴで挟んだ鶏肉、ニンジンやミニトマトのサラダ、里いも肉そぼろ、お芋のご飯など。

まさひこさんは、ご自身の農場・共奏ファーム(埼玉・東松山市)で収穫された大ぶりの落花生(おおまさり)を持参して下さいました。

乾杯に続いて、しばし食事タイム。
 やがてお皿や鍋は綺麗になりました。大勢だと食が進み、食べ残し(食品ロス)の削減にもつながります。
 テーブルを片付け、後半の対話タイムに。

床に座布団を敷いて丸くなって座ります。
 デザート(シナモンを効かせたサツマイモのスイーツ)も出して下さいました。

まずは一人ひとりから自己紹介。横浜や調布など、比較的遠いところからの参加者も(私も遠い方です)。

仕事や年齢は様々ながら、それぞれ食べものや農業に関心があり、芸術関係も含め独自に活動されている方も多いようです。

共奏キッチン♪@仙人の家(東京・西東京市)を主催されている方も。ちなみに次回は22日(月)だそうです。

自己紹介の最後は、シェア奥沢のオーナー・堀内正弘先生(多摩美術大)。来春から「シェア奥沢自由学校」を開校する予定とのこと。

これまでシェア奥沢で実施してきたイベントの主催者等を講師に、対等の立場で、知って欲しいことを共有する場として、世代を超えたコミュニケーションを進めていくのが目的だそうです。
 ただ、ご自身は多忙であり、マネジメントしてくれるスタッフ(校長など)を募集中とのこと。

その後は、「学校」のあり方等を中心に意見交換。この日の参加者の中だけでも「講師」が務まりそうな方が多そうです。
 食や農に関わるカリキュラムも考えておられるとのことで、私もできるところは協力させて頂きたいと思っています。

帰り際に、堀内先生から「市民イニシャティブによる地域の拠点作りの展開」と題するペーパーを頂きました。

この中で堀内先生は、シェア奥沢のような地域の拠点(SHARE HUB)作りの取組みが拡がっていけば、「日本全体に幸せが拡がることと考えている」と記されています。