南相馬市は被災真っただ中

 今日、神田駿河台の総評会館では「福島復興フォーラム」が開催されました。
 澤田清一さん(南相馬市農業委員会)、箱崎亮三さん(NPO実践まちづくり)など南相馬市の皆さんからの現地報告に続いての南相馬市長・桜井勝延さんの基調報告は、衝撃的なものでした。
 今般の大震災以降、「時の人」として各種マスコミ等で発言が取り上げられることも多い桜井市長ですが、ご本人の肉声による震災の発生当時から半年を経た現在までの南相馬市の現実についての報告は、表面的なマスコミ報道等では伺えない、深刻な内容でした。… 続きを読む

福島ひまわり里親プロジェクト

 福島県会津若松市の卸売市場会社、丸果会津株式会社代表の鈴木新さんの講演をお聴きしたのは、8月の初めのことでした。
 鈴木さんは、これまでも産直や東京圏での直接販売等を通じて、会津地方の地野菜(伝統野菜)等の普及に努められてきた方です。しかし、の講演では、今般の原発事故により、原発から遠く離れた会津地方においても、学校給食に地場野菜が使えなくなっているなど、厳しい現状についての報告がありました。事業者、生産者の方の無念は、想像するに余りあります。
 その鈴木さんに紹介頂いたのが「… 続きを読む

ぬちぐすい

 8月27日(金)から2日にわたり、東京ウィメンズプラザ(渋谷区神宮前)で開催されたVISIONフォーラムは幅広いプログラムが組まれていましたが、27日は「幸せな地域コミュニティづくり」に引き続き「災害エコビレッジと脱経済成長社会への道」というレクチャーとパネルディスカッションに参加しました。
 前半は、20年近く飯舘村のむらづくりに関わってこられた日本大学の糸長浩司先生(飯舘村後方支援チーム代表)と、民族研究家で「地元学」を提唱されている結城登美雄さん続きを読む

復興に向けての確かな足取り

7月11日(月)夕方は農林水産省内の勉強会。
講師は福島県二本松の関元弘さん、奈央子さんご夫妻。ともに元農水省職員で、自ら農業をやりたいと退職し、人事交流で縁のあった旧東和町で新規就農して5年目。

 地域の師匠(農家の方)達の指導を受け、耕作放棄されていた桑畑を開墾、有機栽培の野菜と米を栽培。農産加工や交流事業にも熱心に取り組んでおられ、今年は地酒(発泡酒)造りの免許も得たとのこと。奥様は留学経験も活かして英語学校、対訳付きの絵本作成などもされています。… 続きを読む

災害は真っただ中

7月5日(火)、下北沢で開催されたNPO法人懐かしい未来主催「飯舘村からの報告」。

 この日の報告者は飯舘村の酪農家、長谷川健一さん。飯舘村は4月11日に計画的避難区域に指定され、ほとんどの村民が避難したが、長谷川さんは「見回り隊」の一人として村に住み続けておられるそうです。村には11戸の酪農家がいたが、全ての牛はと畜場に送られる等して、今は1頭も残っていないとのこと。
 この間、隣接する相馬市では友人でもある酪農家の方が自ら命を絶たれ、また、家畜の殺処分が指導されている20km圏内では、実際には多くが飢えで死んでいるなどの状況の報告も。

長谷川さんの話からは、狭い日本の中で実際に起こっているこのような現実を、絶対に風化させないという強い決意が伝わってきました。今回、一緒に参加された田中さんという若い酪農家の方からは「このような会合で伝えて満足、聞いて満足ということで終わらせるのではなく、その後の行動にどうつなげていくかが大事」との発言があり、大きな拍手が起こりました。 … 続きを読む

この1週間

先週1週間の記録。ただし、いずれも業務外。

6月27日(月)は、新しく移転した東新宿のパルシステム連合会事務室において、フードマイレージ・プロジェクトの事務局会議。
本プロジェクトの目的は、輸入食品と国産食品との輸送によるCO2発生量の差を「ポコ」によりカウントし、利用者の地域環境問題への関心を高め、さらに食生活のあり方や食料自給率の問題を考えるきっかけとすること。… 続きを読む

言葉の重み

 日本フードシステム学会の2011年度大会は、6月18(土)~19(日)の2日、小雨の降り続く京都大学農学部で開催されました。
初日のシンポジウムのテーマは「食品安全行政と支援科学の役割-レギュラトリーサイエンスを考える-」。レギュラトリーサイエンスとは、科学技術の人間社会への適用のためのルール作りの役割をもつもの。今後、この分野における専門家養成の必要性等について議論されました。

日本フードシステム学会の2011年度大会は、6月18(土)~19(日)の2日、小雨の降り続く京都大学農学部で開催されました。 … 続きを読む