【ブログ】久々の「箕と環」、ちよだスカイファームなど

不安定な天候が続く中、2020年10月20日(火)は待望の日差し。
 自宅近くに一画を借りている市民農園で、延び延びになっていた落花生をようやく収穫。

宮崎原産の紫落花生(品種名は分かりません)、おおまさり、去年残っていた種から自然発生したもの。それなりの豊作です。
 秋の畑も、生物多様性にあふれています。

翌21日(水)の夕刻は、知人に誘って頂いて東京・根岸の居酒屋さんへ。
 古くからの名店で外観・内装はレトロで素晴らしく、お酒も料理(煮やっこ、鰻のくりから焼き、さらしくじら等)も堪能させて頂きました。
 何より、今年初めての友人たちと再会できたことが、一番のご馳走でした。

さらに22日(木)は、東京・神田の「箕と環」へ。今年4月にテイクアウトのお弁当をお願いに来て以来、久しぶりです。
 ここでも、今年初めて何人もの親しい友人たちに再会できました。

 生産者や事業者を応援しようというこのお店、この日準備して下さったメニューはびわサーモンの筋子と刺身(滋賀・彦根)、フライドポテト(北海道・当麻)、淡路鶏の串焼き(兵庫・淡路島)、ごぼう茶(広島)うどんなど。

シェフで店長のゲンキさんの、アイディアと思いのこもった手料理の数々。ご馳走様でした! 

10月24日(土)は、待望の晴天。
 東京・中野セントラルパークで開催中の自然栽培フェア2020へ。2日間で40店ほどが出展されているそうです。
 多くの人出。お客さんと出展者との間で会話が盛んに交わされるのも、このようなフェアの特色です。

少し風は強く冷たいものの(出展者の方によると、朝は強風でテント設営が大変だったそうです)、気持ちのいい青空。
 芝生で遊ぶ家族連れ等の姿を眺めつつ、キッチンカーのローストチキン・カレーなどの昼食。仁井田本家のブースでは、青空の下で燗酒も頂きました。いずれも美味。

翌10月26日(日)は秋晴れの下、東京・竹橋のちよだプラットフォームスクウェアへ。
 官民連携でシェアオフィス等を運営しているまちづくり拠点施設で、様々な勉強会等で何度も足を運んだことがある場所です。

その5階建てビルの屋上に上がってみると、何と菜園があります。初めて来ました。
 ここで、先日の西伊豆ツアーでもお世話になった大塚洋一郎さん(NPO農商工連携サポートセンター)が、ちよだスカイファームと題した農作業体験・交流会を開催されています。

 もっとも今年はコロナの影響で、この日が最初で最後の開催とのこと。

この日の参加者は30名ほど。
 大塚さんからのご挨拶に続き、各地で緑化指導等の活動をされている西城明男さんが、菜園の概要とこの日の作業内容について説明して下さいました。

 土を入れて開園してから約10年、屋上ゆえの難しさもあるそうですが(今年は天候不順の影響を受けて総じて不作だったとのこと)、約30種類ほどの作物が生産されています。
 ブドウやヤマモモなど果樹もあります。

この日の農作業はサツマイモの収穫。
 葉と蔓を引っ張ると、土の中から鮮やかな芋が現れます。今年の品種は紅あずまとのこと。
 さらにスコップやシャベルを使って丁寧に土を掘り返しながら収穫していきます。それでも毎年、掘り残しがあるとのこと。
 屋上にもかかわらず、たくさんのミミズがいたので驚きました。

農作業と並行して、シェフ役のKさん(西伊豆でもお世話になりました!)達が料理の準備をして下さっています。
 大鍋のパエリア、豚汁、焼肉など。掘ったばかりのサツマイモの天ぷらも。

そして懇親会。この菜園で獲れたブドウの皮やヤマモモを使った手作りのジャム等を持参して下さった方も。
 日差しは強く、暑いくらいです。青空の下、美味しい料理と交流を堪能することができました。有難うございました。

決して広くはない屋上菜園ですが、専門の方が管理されていることもあり、この日のサツマイモもなかなかの収穫量でした。
 ほとんど自然に繁茂しているバジルやハーブは、欲しい方は自由に持ち帰れます。サツマイモの蔓や雑草は、大きなビニール袋4袋ほどに。
 改めて、日本の風土の植物生産力の高さが実感されました。

 このような取組みが都会の中で広がっていけば、農業に対する親しみが湧くとともに、食べものの大切さを実感する機会になるものと期待したいと思います。

 それにしても、コロナでほとんどなかった交流の機会が復活しつつあります。油断して再感染拡大につながらないよう、自制が必要かもしれません。