食と農を取り巻く深刻な問題の多く(食料自給率の低迷、担い手・農地など生産基盤の脆弱化、栄養バランスの崩れと食生活の乱れ、膨大な食品ロス等)は「食と農の間の距離」が離れてしまっていることに起因しています。
「食と農の間の距離」を縮めることを目的として、個人としてささやかな取り組みとして本年6月にスタートしたのが「食と農の未来フォーラム」です。都会の一般市民(消費者)の皆さんに、食と農の現場の実情と課題を身近に感じ、自主的・具体的な行動変容につなげて頂くことを期待しています。(これまでの概要はこちら→(第1回)、(第2回)… 続きを読む
【ブログ】棚田学会シンポジウム(生物多様性と棚田)
知人に頂いた珍しい葡萄(左写真手前)。東京・国立で有機栽培されている貴重なものだそうです。みずみずしくて美味でした。ご馳走様でした。
2025年8月23日(土)の午後は早稲田大学へ。知人に誘っていただき初めて棚田学会大会シンポジウムに参加させて頂いたのです。今年のテーマは「生物多様性は棚田の価値向上に寄与するか… 続きを読む
【ブログ】戦後80年の東村山
2025年8月19日(火)。
自宅ベランダに置いたバケツ(プランタ)稲も、穂が出て花が咲き始めました。鉱物資源等の乏しい日本ですが、豊かな風土資源(気温、降水量)には恵まれています。今年は気温も雨も、ちょっと極端ですが。
知人が千葉・白井の梨を送って下さいました。ジューシーで美味です(ぶしゃー)。

21日(木)は、地元の東京・東村山市の中央公民館へ。
14時30分から「戦後80年特別公演 … 続きを読む
【ほんのさわり322】袖井林二郎『マッカーサーの二千日』
-袖井林二郎『マッカーサーの二千日』(1976.9、中公文庫)-
【ポイント】
戦後の深刻な食糧問題の様子と対応策が、占領者(「温情あふれる指導者」)の立場から描かれています。

著者は1932年宮城県生まれの政治学者で占領期研究の第一人者。丸木夫妻の「原爆の図」を米国で展示紹介する活動もされていましたが、本(2025)年2月、92歳で死去されました。
本書は、連合国軍総司令部(GHQ)の最高司令官・マッカーサーの人物像や政策を、本人の回想録や書簡、アメリカや日本の関係者の証言など膨大な記録から丹念に検証したもので、大宅壮一ノンフィクション賞等を受賞しています。… 続きを読む
【オーシャン・カレント322】増産に舵を切る米政策
【豆知識322】米の収穫量の比較(1940年代と2020年代)
【ポイント】
現在の日本の米の収穫量は、深刻な飢餓に直面していた1940年代に比べて、総量で85%、一人当たりでは約半分へと減少しています。

戦中戦後の一時期、日本は深刻な飢餓に直面しました。都会の駅に集まった戦災孤児(「駅の子」)のように、毎日のように失われていく命があったのです。
それでは、当時の米の収穫量は比べてどの程度だったのでしょうか。リンク先の図322は、米の収穫量(総量及び一人当たり)について、1940年代と2020年代を比較したものです。
https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2025/08/322_kome.pdf… 続きを読む
【メルマガ】F.M.Letter No.322-pray for peace.
◇フード・マイレージ資料室 通信 No.322◇
2025年8月8日(金)[和暦 閏水無月十五日]… 続きを読む
【ブログ】インドにゆかりのあった一日
2025年8月18日(月)。
お昼のNHKテレビを見ているとこの日はチャンドラ・ボースの命日で、杉並のお寺で法要が営まれるとのニュース。ちょうど夕方には都心に出る用があったので、途中、寄ってみることに。
メトロ丸の内線・東高円寺駅に降りたのは16時過ぎ。この日の都心の最高気温は37℃と蒸し暑く、雲行きも怪しくなってきました。
駅に隣接する蚕糸の森公園を抜けていきます。農林水産省・蚕糸試験場が筑波研究学園都市に移転した跡地につくられた防災公園とのこと。レンガ造りの旧正門も残されています。
それにしても、水辺はもう少しは涼しげに見えてもいいのでは。… 続きを読む
【ご案内】第3回「食と農の未来フォーラム」の開催について(8月26日(火))
【ブログ】2025年夏の草刈り/田んぼの草取り(新潟・上越市大賀)
2025年の夏も、東京・東村山市中央公民館でハンセン病問題に関連する企画展示が行われました。今年は、市内にあるハンセン病療養施設・多磨全生園について学ぶことがテーマです。… 続きを読む
【ほんのさわり321】門間好春『未来へのバトン』
-門間好春『未来へのバトン 福島中間貯蔵施設の不条理を読み解く』(2025.3、インパクト出版)-
https://impact-shuppankai.com/products/detail/357
【ポイント】
著者は、中間貯蔵施設の不条理を多くの人に知ってもらいたいと訴えつつ、「私たちおとなは子どもたちに明るい未来のバトンを渡す責任がある」としています。… 続きを読む
【オーシャン・カレント321】中間貯蔵施設とは
【ポイント】
福島・大熊町と双葉町にまたがる区域で除去土壌等を中間貯蔵する施設が整備されています。なお、除去土壌等は30年以内に福島県外で最終処分することが法律で決められています。

【豆知識321】除去土壌等を保管している仮置場等の箇所数の推移
【ポイント】
原発事故後、一時期は1000箇所を超えていた除去土壌等を保管する仮置き場等の箇所数は現在までに急速に減少しています。

私事で恐縮ながら、東日本大震災・原発事故の後、最初に福島・浜通りをボランティアで訪ねたのは2011年6月のこと。水田に打ち上げられ横倒しになったままの漁船の姿などに息を飲みました。その後、ふくしまオーガニックコットンのツアー等で何度も訪ねるうち、がれき(よくない言葉ですね)等の撤去がどんどん進む一方で、逆に目についてきたのが黒いフレコンバッグの山でした。
除染が進むに連れて大量に発生した除去土壌等を詰めたもので、国道沿いの仮置き場にも積み上げられたフレコンバッグの山を車窓から見るたび、その膨大な量に圧倒される思いがしました。
しかし、この山は次第に目立たなくなり、やがて視界から消えていきました。リンク先の図321は、除去土壌等を保管している仮置き場等の箇所数の推移を示したものです。… 続きを読む
【ほんのさわり320】高橋博之『関係人口』
-高橋博之『関係人口』(2025.3、光文社新書)-
https://shinsho.kobunsha.com/n/nc5b6b74cdda1
【ポイント】
関係人口とは、その地域と様々なかたちで積極的に関わる人々のことで、今後の地域の内発的発展のために欠かせない人材とのこと。

著者は1974年岩手・花巻市生まれ。史上最年少の県議を2期務めた後、東日本大震災後は被災地を支援するために事業家に転身、「世なおしは食なおし」をコンセプトとする食材つき情報誌「東北食べる通信」の創刊、生産者から直接食材を購入できるスマホアプリ「ポケットマルシェ」の開発等に取り組んでこられました。… 続きを読む



