【ポイント】
人口の少ない小規模自治体ほど近年における人口減少率が高く、同時に高齢化が進行しています。

(株)雨風太陽の高橋博之さん(「ほんのさわり」欄参照)によると、過疎は「慢性的な災害」であり、過疎地域はすでに「有事」に直面しているとのこと。東京圏への一極集中が進む中、地方の、特に小規模市町村では深刻な過疎化と高齢化が進行していると言われています。
リンク先の図320は、この現状を総務省の統計を用いてに明らかにしたものです。
https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2025/07/320_shokibo.pdf
下の棒グラフは、2020年から24年にかけての人口減少率です。
この間、全国の人口は1.8%減少しており、日本は全体として人口減少局面に入っていることが確認できるのですが、これを自治体(市区町村)の人口規模別にみると、2024年時点で人口500人未満の自治体では8.5%減、500~1000人及び1000~3000人の自治体では8.9%減と、小規模市町村では相対的に人口減少率が大きくなっていることが分かります。
一方、青い折れ線グラフは人口に占める20歳未満の者の割合で、全国平均は16.0%であるのに対して、500人未満の自治体では13.6%、500~1000人の自治体では13.2%、1000~3000人の自治体では12.1%と相対的に低いものとなっています。
さらに、赤い折れ線グラフは80歳以上の者の占める割合で、全国平均は10.0%であるのに対して、500人未満の自治体では17.6%、500~1000人の自治体では18.2%、1000~3000人の自治体では17.7%と相対的に高くなっています。
このように、基本的な人口統計からも、小規模市町村では人口が大きく減少すると同時に、高齢者の割合が高いことが確認されます。
なお、詳細にみると、人口規模が同程度の自治体であっても人口増減率や高齢者率には大きな差が見られ、交流人口や関係人口の数の違いが背景にあるものと考えられます。
[データの出典]
総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数調査(2024年1月1日現在)」から作成。
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/daityo/jinkou_jinkoudoutai-setaisuu.html
出典:
F.M.Letter-フード・マイレージ資料室 通信-pray for peace.
No.320、2025年7月9日(水)[和暦 水無月十五日]
https://food-mileage.jp/2025/07/28/letter-320/
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