【ポイント】
米の購入価格を入手経路別にみると、生産者から直接購入する場合が最も割安となっています。

米の価格は前年等と比べて高い水準で推移しており、今夏の猛暑が新米の価格に影響するのではないかとも懸念されています。そのようななか、消費者が購入する精米の価格は、入手経路によって差がみられます。
リンク先の図324は、入手経路別にみた精米の購入単価と、入手経路の割合の推移を示したものです。
https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2025/09/324_chokusetu.pdf
まず、購入単価(棒グラフ)をみると、24年度から米価格が上昇するなかで、スーパーに比べて割安だったドラッグストアやディスカウントストアにおける価格はスーパーと差がなくなっているおり、逆に割高だった生協の価格はスーパー等と同水準になっています。特に、生産者から直接購入する場合の価格はさらに割安となっています。
一方、入手経路の割合をみると、米価格が上昇するなかでスーパーの割合が上昇しているなかで、他の購入先の割合はほとんど横ばいです。生産者から直接購入している人の割合は2019年度の5.9%から25年4~7月平均では3.9%へと、割安であるにもかかわらずやや低下しています。
生産者と直接取引する場合の価格は、いわゆる産消提携の一形態として再生産可能な価格を保証するという目的からは割高となると考えられる一方、中間の流通経費が削減できる面があります。直接取引の価格が近年、特に割安になっていることについては、調査を実施した米穀機構でも分析していないとのことですが、流通(購入)ルートが多様化し、生産者と直接取引する消費者が増えていくことが期待されます。
[データの出典]
公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構「米の消費動向調査結果」(2025年7月分)から作成。
https://www.komenet.jp/pdf/shouhi-doukou_25082527.pdf
注:全国の消費世帯モニター約2000世帯を対象としたインターネット調査で、複数回答である。
出典:
F.M.Letter-フード・マイレージ資料室 通信-pray for peace.
No.324、2025年9月6日(土)[和暦 文月十五日]
https://food-mileage.jp/2025/09/17/letter-324/
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