【ブログ】コンヴィヴィアルな畑

2018年6月16日(土)は、前週に引き続き都心の某大学へ。
 先週とは一変して小雨模様。気温も上がらず寒いくらいです。

途中の公園では紫陽花が見事でした。珍しい種類(野生に近いもの?)も植えられています。

前週から始まったN先生による読書会(非公開、ロコミ)の2回目。

イヴァン・イリイチ『… 続きを読む

読書会『コンヴィヴィアリティのための道具』

2018年、関東甲信地方は6月6日(水)に梅雨入り。
 様々な色と形の紫陽花が目を楽しませてくれる季節となりました。

6月10日(土)は梅雨の晴れ間、蒸し暑い一日に。午前中に都心にある某私立大学へ。

N先生による読書会(非公開、ロコミ)の第1回目。
 テキストはイヴァン・イリイチ『… 続きを読む

【ほんのさわり】江守正多『異常気象と人類の選択』


 江守正多『異常気象と人類の選択』(2013.9、角川SSC文庫)
  https://www.kadokawa.co.jp/product/301308000810/

著者は1970年生まれの気象学者で、国立環境研究所の地球環境研究センター気候変動リスク評価管理室長。IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)第5次報告書(2013)の執筆にも参加されています。

著者は、地球温暖化問題を、近年異常気象が頻発している状況も踏まえて、「少しも大げさないい方ではなく、現代文明の運命に関わる問題」「今生きているわれわれが、現代文明の運命をどうしたらいいかという価値判断にかかわる問題」と位置づけています。

温暖化に対するいわゆる「懐疑論」については、著者は科学的には否定できるとしていますが、一方、政策論としては、対策積極派(行き過ぎた現代文明を見直すべき)と慎重派(現実主義、経済価値重視)対立しており、その解決のためには、政府(政策立案)と市民との間の信頼醸成が不可欠としています。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】環境の日、環境月間


 毎年6月5日は「環境の日」です。
 これは、1972年6月5日からスウェーデンのストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められたもので、国連でも同日を「世界環境デー」と定めています。
 なお、日本の「環境の日」は、法律で定められているというユニークな記念日の一つです。

「環境基本法」(1993)は、環境保全の基本理念を定め、国や国民の責務を明らかにすること等を目的として1993年に制定されましたが、このなかで、事業者や国民の間に広く環境の保全についての関心と理解を深めるとともに、積極的に環境の保全に関する活動を行う意欲を高めることを目的として「環境の日」が定められているのです(第10条)。

さらに日本では6月の1ヶ月間を「環境月間」として、全国で様々な行事が行われます。… 続きを読む

【豆知識】熱帯夜の年間日数の長期推移


 近年、世界各地で多数の人的被害をもたらすような気象災害が多数発生するとともに、世界的に気温の高い年が頻出するなど、着実に進む地球温暖化が気候に与える影響が顕在化しています。
 日本の気象庁の「大雨や猛暑日など(極端現象)の長期変化」は、極端な高温(35℃以上の猛暑日)や強い雨(1時間当たり50mm以上)などの長期変化に関する情報などをまとめているポータルサイトです。

添付の図98は、極端現象のうち熱帯夜の日数(ここでは日最低気温25℃以上)の長期的推移を示したものです。なお、観測地点は都市化の影響が比較的小さい網走、山形、彦根など13地点です。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2018/05/98_nettaiya.pdf

これのグラフをみると、全国の熱帯夜の年間日数は明らかに増加していることが見て取れます。… 続きを読む

コツコツ小咄まとめ(2018.5/28~6/1)

2018.5/28(月)
 今週も咳は続くよ、イツマデモ(どうもこじらせてしまったようです)。今夜のゴホゴホ小咄。
「保育園に入るだけでこんなに苦労してるんだから、将来、大物になるかもね」
「えっ、どうして?」
「待機(大器)児童だもの」… 続きを読む

【ブログ】藤原辰史先生「『雑多なもの』の賑わいを求めて」

自宅近くに一画を借りている市民農園。
 今年は(今年も?)天候は不安定ですが、トマト、ナス、キュウリ、ジャガイモなどの花が咲き揃い始めています。

2018年5月20日(日)は東京・お茶の水の全労連会館ホールへ。
 この日13時30分から開催されたのは、「『雑多なもの』の賑わいを求めて-暴力と破壊の世紀を振り返りながら続きを読む

【ほんのさわり】日本フードシステム学会 監修『医福食農の連携とフードシステムの革新』


日本フードシステム学会 監修、斎藤修・高城孝助 編著『医福食農の連携とフードシステムの革新』(2018/3、農林統計出版)
 http://www.afsp.co.jp/syoseki-annai.html#040533

高齢化の進行は日本のあらゆる分野に大きな影響を及ぼしていますが、食との関連をみると、在宅高齢者の約40%は低栄養であり、70歳以上層においては20~30%が「個食」とのこと。また、高齢者を中心とした「買い物難民」の問題が顕在化する一方、介護食の市場規模は、今後、大きく拡大することが見込まれています。… 続きを読む