コツコツ小咄まとめ(2021年11月前半分)

2021.11/4(木
 今週最初のコツコツ小咄。
「穀物より、草の方が好きな家畜もいるんだって?」
「ぼく、そう(牧草)」

撮影地:もーもーガーデン(福島・大熊町、2021.10/30)
 日本の畜産業は、輸入トウモロコシなどの配合飼料を中心に(工場的に)飼養されるスタイルが一般的ですが、ここでは牧草どころか、自然に生えてきた雑草や灌木で牛が飼われています。自然の資源循環に根差したスタイルが実現しているのです(参考・拙ブログより)。
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2021.11/5(金)
 早くも今週最後のコツコツ小咄。
「いつも牛に、声を掛けるんですね」
「放し(話)飼いですから」

撮影地:もーもーガーデン(福島・大熊町、2021.10/30)
 震災と原発事故を生き延びた牛たちに、農場主の女性は、始終話し掛けながら、体を撫でていました(参考・拙ブログより)。
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東京・八王子市のIさんのツッコミ。
「もーもーガーデンもまた行かなきゃ」
東京・世田谷区のYさんのツッコミ。
「これで牛が元気でいてくれたら、話し甲斐がありますね」

2021.11/10(水)
 新内閣が発足した今週最初のコツコツ小咄。
「案山子づくりって、人生と似てるね」
「えっ、どういうこと?」
「心棒(辛抱)が肝心ですから」

撮影地:福島・二本松市東和(2021.10/30)
 今年、初めて開催された「布沢・棚田の芸術祭」では、ユニークな案山子(かかし)のコンクールが行われていました。
 時節柄か、大賞はアマビエ。あっ、キ〇エちゃんの姿も(参考・拙ブログ)。
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2021.11/11(木
 1が並んだ(2021年11月11日)今夜のコツコツ小咄。
「勾配がきつい棚田ほど、支援は手厚いんです」
「傾斜配分ですね」

撮影地:福島・二本松市東和(2021.11/1)
 棚田は生産条件面(効率性)では不利な条件下にありますが、一方で国土保全など多面にわたる機能を有していることから、法律に基づく支援が行われています。
 もっとも朝日が昇る棚田の美しさは、おカネで計れるものではありません。
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2021.11/12(金)
 今週最後のコツコツ小咄。
「寂聴さんの話を聞くたび、胸がいっぱいになったの」
「そうなんですか」
「法話(飽和)だけに」

撮影地:東京・東村山市(2021.8/23)
 読書会をきっかけに、大正期のアナキスト・金子文子関係の本を何冊か読んだ時、瀬戸内寂聴(晴美)の『余白の春』も読みました。奥深い内容の紀行随筆です。99歳で永眠との報。合掌。
 良い週末をお過ごしください。
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