【ポイント】
日本-アメリカ間の農林水産物貿易は日本の大幅な入超が続いていますが、いわゆる日本食ブームもあり、近年は日本からアメリカヘの輸出も増加しています。

日本にとってアメリカ合衆国は、外交、経済、安全保障など広い分野で最も重要・緊密な関係を有しています。
日米関係は1854年の「日米和親条約」の締結に始まり、1941~45年には太平洋戦争を戦い、戦後は自動車等のアメリカへの輸出を通じて日本は復興と高度経済成長を遂げました。一方、農林水産物貿易については、一貫して日本の輸入超過の状況が続いています。
リンク先の図335は、2000年以降の日本-アメリカ間の農林水産物貿易の推移を示したものです。
https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2026/02/335_nichibei.pdf
日本の輸入超過額(輸入額-輸出額)は、年による変動はあるものの、おおむね1.5~2兆円で推移しており、一貫して輸入超過の状況が継続しています。
そのようななか、2020年代に入ってからは、日本からアメリカへの農林水産物の輸出額が徐々に増加していることが分かります。輸入額に対する輸出額の割合(折れ線グラフ)をみると、おおむね3~4%で推移していたのが2010年代半ばには5%を超え、2024年には10.9%にまで上昇しています。
ちなみに日本のアメリカからの輸入額が大きい品目はとうもろこし(飼料原料)、大豆(油脂原料)、牛肉、豚肉等で、日本からアメリカへの輸出額の大きい品目はアルコール飲料、ぶり、ほたて貝、緑茶等となっています。
日本側の大幅な入超には変わりはないとはいえ、近年のいわゆる日本食ブームもあり、日米間の農林水産物貿易の構造には従来とは異なる兆しが現れつつあります。
[データの出典]
農林水産省「農林水産物輸出入概況」から作成
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/kokusai/joho_gaikyo.html
出典:
F.M.Letter-フード・マイレージ資料室 通信-pray for peace.
No.335、2026年2月17日(火)[和暦 睦月朔日]
https://food-mileage.jp/2026/02/11/letter-334/
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