-日本ペンクラブ編(吉田千亜、桐野夏生、鈴木達治郎、朽木 祥、浅田次郎、野上 暁、橋爪 文、青木美希、落合恵子、吉岡 忍、金平茂紀、ドリアン助川)『原発回帰を考える-3.11から15年目の大転換』(2026.2、集英社新書)-… 続きを読む
【ほんのさわり】杉本鉞子『武士の娘』
-杉本鉞子『武士の娘』([新訳]2016.3、PHP研究所)
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-82778-0
【ポイント】
日系人移民排斥運動が広る第二次世界大戦前のアメリカにおいて、杉本鉞子が英文で発表した『武士の娘』は、戦中戦後の日米間の相互理解等に大きく貢献しました。

杉本鉞子(えつこ)は1873(明治6)年、旧越後・長岡藩(現在の新潟・長岡市)の筆頭家老の娘として生まれました。幼少時代は厳格な武家の教育を受け、1898(明治31)年、25歳の時に結婚のために渡米します。… 続きを読む
【ほんのさわり】藤原辰史『生類の思想』
-藤原辰史『生類の思想~体液をめぐって』 (2025.10、かたばみ書房) -
https://katabamishobo.com/archives/book/syoruinoshiso
【ポイント】… 続きを読む
【ほんのさわり】川内有緒『ロッコク・キッチン』
-川内有緒『ロッコク・キッチン』 (2025.11、講談社) -
https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000418492
【ポイント】… 続きを読む
【ほんのさわり】徳田靖之『菊池事件』
-徳田靖之『菊池事件-ハンセン病差別の壁をこえるために』 (2025.5、かもがわ出版) -
https://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/ka/1374.html
【ポイント】… 続きを読む
【ほんのさわり331】2025年の振り返り(敬称略)

「令和の百姓一揆」関連では、実行委員会代表の菅野芳秀『生きるための農業 地域をつくるための農業』[No.309]、田中優子『一揆を通して社会運動を考える』[No.310]、幕末の世直し一揆を扱った小説・青山文平『下垣内教授の江戸』[No.314]を紹介。
成田闘争にも参加した小泉英政『土と生きる-循環農場から』[No.326]、中世の宗教改革に先立つフランツ『ドイツ農民戦争』[No.328]も取り上げました。
米の関係では、30年以上前の論調がまったく古びていない井上ひさし『コメの話』[No.318]、お米への愛がてんこ盛りの柏木智帆『知れば知るほどおもしろい お米のはなし』[No.317]を紹介。… 続きを読む
【ほんのさわり330】高橋美香『シロくんとパレスチナの猫』
-高橋美香『シロくんとパレスチナの猫』 (2025.12、かもがわ出版) -
https://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/sa/1403.html
【ポイント】… 続きを読む
【ほんのさわり329】渡邉雅子『共感の論理』
-渡邉雅子『共感の論理-日本から始まる教育革命』 (2025.9、岩波新書) -
https://www.iwanami.co.jp/book/b10144356.html
【ポイント】… 続きを読む
【ほんのさわり328】フランツ『ドイツ農民戦争』
-ギュンター・フランツ『ドイツ農民戦争』 (1989.9、未來社)-
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624111144
【ポイント】
中世のドイツ農民戦争は農民側の完全な敗北で終わりましたが、同時期の宗教改革と相まって、封建制度を弱体化させ、近代化への道を拓くことにつながりました。… 続きを読む
【ほんのさわり327】ディンプルビー、ルイス『食べすぎる世界』
-ヘンリー・ディンブルビー、ジェミマ・ルイス『食べすぎる世界-なぜ私たちは不健康と環境破壊のサイクルから抜け出せないのか』 (2025.10、英治出版)-
https://eijipress.co.jp/products/2343
【ポイント】
私たちは食料システムのなかで、「食べすぎる」ことによって自らの健康にも地球にも多くの負荷を与えていることを明らかにする一方、そこから脱却する方法について提示されています。… 続きを読む
【ほんのさわり326】小泉英政『土と生きる-循環農場から』
-小泉英政『土と生きる-循環農場から』 (2013.9、岩波新書)-
https://www.iwanami.co.jp/book/b226230.html
【ポイント】
成田空港反対闘争にも参加した著者は、「命つきるまで/土に向かえたら/何もいらない」と、自身の心境を述べています。… 続きを読む
【ほんのさわり325】重田園江『ホモ・エコノミクス』
-重田園江『ホモ・エコノミクス-「利己的人間」の思想史』 (2022.3、ちくま新書)-
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480074645/
【ポイント】
著者は、21世紀に人はホモ・エコノミクス(合理的経済人)であってはならないのではないかと問いかけています。… 続きを読む
【ほんのさわり324】北條民雄 日記
-北條民雄 日記 (『定本北條民雄全集』下巻所収、1996年9月、創元ライブラリ)-
【ポイント】
ハンセン病作家である北條民雄の日記は、体調が悪化するに連れて分量が減少し、最後は日々の食事を記録するにとどまりました。… 続きを読む
【ほんのさわり323】高木仁三郎『プルトニウムの未来』
-高木仁三郎『プルトニウムの未来-2041年からのメッセージ』 (1994年12月、岩波新書)
https://www.iwanami.co.jp/book/b268184.html
【ポイント】
原発や核兵器、人工知能について考えるための多くの示唆が含まれている「フィクション」(近未来小説)です。… 続きを読む
【ほんのさわり322】袖井林二郎『マッカーサーの二千日』
-袖井林二郎『マッカーサーの二千日』(1976.9、中公文庫)-
【ポイント】
戦後の深刻な食糧問題の様子と対応策が、占領者(「温情あふれる指導者」)の立場から描かれています。

著者は1932年宮城県生まれの政治学者で占領期研究の第一人者。丸木夫妻の「原爆の図」を米国で展示紹介する活動もされていましたが、本(2025)年2月、92歳で死去されました。
本書は、連合国軍総司令部(GHQ)の最高司令官・マッカーサーの人物像や政策を、本人の回想録や書簡、アメリカや日本の関係者の証言など膨大な記録から丹念に検証したもので、大宅壮一ノンフィクション賞等を受賞しています。… 続きを読む
