2018年8月19日(日)は好天。長く続いた猛暑もおさまり、快適な一日です。
午前中は東京・三鷹へ。
JR吉祥寺駅から徒歩10分ほど、水と緑豊かな井の頭公園を抜けたところに、コミュニティスペース「森の食卓」があります(素晴らしい環境です)。… 続きを読む
-より豊かな未来の食のために-
2018.8/13(月)
今週始めのコツコツ小咄。
「米騒動は、たちまち全国各地に飛び火しました」
「そうなんですか」
「一気(一揆)に広がったのです」… 続きを読む
斎藤 美奈子『戦下のレシピ-太平洋戦争下の食を知る』(2015/7、岩波現代文庫)
https://www.iwanami.co.jp/book/b256540.html
1956年新潟生れの文芸・社会評論家である著者による「戦争中の食の世界へあなたを誘うガイドブック」です。
著者は、戦下においても発行され続けた婦人雑誌に掲載された食や料理に関する記事をたんねんに調べました。… 続きを読む
東京・千代田区九段南にある昭和館は、戦中・戦後に国民が経験した労苦についての歴史的資料を収集、保存、展示し、後世代の人々に伝えていくことを目的として、1999(平成11)年に開館した国立の施設です。
食に関しても様々な展示があります。
例えば「統制下の暮らし」のコーナーには、食料不足が深刻化するなかで実施された配給制度に関する実物資料(配給切符等)、「節米運動」を奨励するポスター(「兵隊さんのことを思えば、銃後の国民が米のゴハンで満腹するなどバチが当たる」)等が展示されています。
また、防空壕に避難するときの携帯食料(乾パン等)や、戦後の闇市の「残飯鍋」、援助物資により再開された学校給食を再現した展示等もあります。「体験コーナー」では一升瓶に入れた玄米を棒でつく(簡易精米)体験もできます。
展示物の多くが「実物資料」だけに、その時代を証言する力には迫力があります。… 続きを読む
先の大戦は国民生活に様々な深刻な影響(困窮)を与えましたが、その一つが食糧不足でした。その影響は、育ち盛りの児童の体格の統計結果に象徴的に表れています。
文部科学省(旧文部省)のホームページには、1900(明治33)年度以降の児童の平均身長・体重が年齢別に掲載されています(1920年及び1940~47年は欠落)。
リンク先の図103 は、このうち14歳の男女の平均身長及び平均体重の推移を示したものです。
http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2018/08/103_taikaku.pdf… 続きを読む
◇フード・マイレージ資料室 通信 No.149◇
2018年8月11日(土)[和暦 文月朔日]発行… 続きを読む
2018年8月15日(水)は73回目の、そして平成最後の終戦記念日。
この日19時から、きらきらプラザ新橋(東京・港区)で開催されたのは、「戦後73年。いま感じていることを持ち寄り対話しませんか」と題するイベント。
主催は「ご近所イノベーション」実践を応援する実験室・… 続きを読む
2018年8月11日(土)は、久しぶりに新潟・上越市大賀(おおが)地区へ。
ここ数年、年に何度か米作り体験等に通わせて頂いているのですが、今年は私は初めてです。
朝7時、たかった氏にたかった馬場駅で拾ってもらい、練馬ICから関越道へ。
お盆時期で大渋滞。9時半過ぎに嵐山PAで朝食兼昼食のカレー。
谷川岳PAで2度目の休憩(アップル・ソフトクリーム)をした時は、正午近くになっていました。空の色も空気も東京とは全く違います。… 続きを読む
2018.8/6(月)
こっそりとコツコツ再開。
「毎年この日は、油揚げのお寿司を頂くことに決めているんです」
「えっ、どうしてですか?」
「稲荷(祈り)の日ですから」… 続きを読む
-西 芳照『サムライブルーの料理人 3・11後の福島から』(白水社、2014/5)-
https://www.hakusuisha.co.jp/book/b206063.html
Jヴィレッジ(サッカーのナショナルトレーニングセンター、福島・楢葉町)の総料理長であり、サッカー日本代表チームの … 続きを読む
川内村(かわうちむら)は、浜通り地方のなかでも阿武隈山地に入った内陸部にあり、全村域の7割を森林が占めています。
その自然豊かな村は、2011年3月の原発事故により、一時、全村避難を強いられました。
幸い線量が比較的低かったこともあり、翌年にはいち早く「帰村宣言」が出され、現在は 7割以上の村民が帰還を果たしています。
これは避難指示が出された浜通りの市町村のなかでも高い割合です。… 続きを読む
東日本大震災の前年(2010年)における福島県の農業産出(生産)額は 2,330億円で、全国の 2.82%を占めていました。これが震災・原発事故が発生した翌年には 1,851億円へと大幅に(21%)減少し、シェアも 2.22%へと低下しました。… 続きを読む
◇フード・マイレージ資料室 通信 No.148◇
2018年7月26日(木)[和暦 水無月十五日]発行… 続きを読む
迷走台風が関東に接近する中、2018年7月28日(土)は久しぶりに千葉・松戸の千葉大学園芸学部へ。
昼頃は、雨も風もそれほど酷くはありません。
この日、100周年記念戸定ケ岡ホールで13時30分から開催されたのは、東雲会主催の研究会。
冒頭、千葉大・名誉教授の斎藤修先生から挨拶。
「東雲とは夜明け前のこと。大学はどうしても専門性があるので横のつながりが弱い。知を共有する場としての東雲会を10年ぶりに再開したい。今後、分科会等も含め、OB同士の交流を盛んにして若手にバトンタッチしていきたい」… 続きを読む