サンゴバー(東京・東新宿)

四半世紀ぶりという強大台風が四国から関西を縦断した2018年9月4日(火)。
 東京地方の雨はそれほどではありませんが、風が強く、帰宅時の西武新宿駅は入場制限で大混雑。

関西国際空港等に大きな被害をもたらしたた台風21号は、翌5日(水)には日本海に抜けて北上、温帯低気圧に。
 その日の終業後は、東京・東新宿へ。

19時から開催されたのは、「サンゴバー」と題する少人数のイベント。… 続きを読む

【ブログ】小松理虔さん『新復興論』(@ゲンロンカフェ)

2018年8月31日(金)の終業後は、東京・五反田のゲンロンカフェへ。
 独特の熱気と猥雑さ(失礼)がある不思議なスペース。私は4月24日(火)のトークイベント(五十嵐泰正さん、小松理虔(りけん)さん、武田徹さん)以来です。

この日19時から開催されたのは、小松理虔さんの著書… 続きを読む

【ほんのさわり】藤原 彰『餓死した英霊たち』


-藤原 彰『餓死(うえじに)した英霊たち』(ちくま学芸文庫、2018/07)-
 http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480098757/

1922年東京に生まれた著者は、陸軍士官学校を卒業して中国各地を転戦。復員後に東京大・文学部史学科に入学し、後に一橋大教授等を務められ、2003年に逝去されました。

太平洋戦争における日本軍人の戦没者は … 続きを読む

【オーシャン・カレント】米穀通帳


 お米を買うのに「通帳」が必要な時代がありました。
 「豆知識」欄でも紹介したとおり、戦争が拡大するなか、国内の農業生産が次第に停滞・減少し、同時に朝鮮等からの輸入も困難となったことから、日本は深刻な食糧不足に直面することとなりました。

このようななか、太平洋戦争の最中の1942(昭和17)年に制定されたのが食糧管理法(食管法)です。
 これは、米、麦、イモ等の生産・流通・消費を国家一元的に管理することによって、食糧を国民が平等に入手できるようにすることを目的としたものでした。
 生産者には公定価格による政府への売渡(供出)義務が課され、販売には許可制度が設けられました。そして、全国の消費者は、米穀通帳がなければ米を購入する(配給を受ける)ことができなくなったのです。… 続きを読む

【豆知識】米収穫量の長期推移


 今年は明治150年。150年前に近代国家としての歩みを始めた日本ですが、その半ば以上は食糧が十分に供給された時代ではありませんでした。

1918(大正7)年に富山県から始まった米騒動は、瞬く間に全国に広がり、社会に大きな影響を与えました。
 また、太平洋戦争の戦中・戦後は深刻な食糧不足に直面し、多数の銭死者を出すとともに、子どもの成長にも大きな悪影響を及ぼしました(このことについては前号で紹介)。
 国民に食糧を安定的に供給することが、国家の最重要課題だった時代が長く続いたのです。

食糧の中心には、一貫して米が位置づけられていました(異論もありますが)。… 続きを読む

飾り巻き寿司教室~夏の食べ物編(@なみへい)

2018年8月25日(土)の午後は東京・神田へ。猛暑がぶり返してきました。

全国うまいもの交流サロン・なみへいは、飲食店としての夜の営業は終了しましたが(ランチを始められたようです)、なみへい応援団の方などが主催する各種イベント等が、随時、行われています。

この日14時から開催されたのは「やはためいこ飾り巻き寿司教室~夏の食べ物編~続きを読む