2013年3月11日

 2013(平成25)年の3月11日です。
 東日本大震災から、丸2年の時間が経過しました。
 朝から抜けるような青空でしたが、家を出ると風の冷たさに驚きました。
 昨日は「夏日」まで気温が上昇した後、突然の「煙霧」と気温の大幅低下。北日本は引き続き荒れ模様で、今年の春は何とも不安定です。
130311_1_convert_20130311224821.png 通勤途中にある神社。
 小さな社殿は、今日が特別な日でも何でもないようにたたずみ、白い紙垂(しで)が風に煽られる音だけが聞こえます。
 2年前のあの日の朝も、いつもと同じように手を合わせたことを、あの日から何ヶ月も経ってから思い出したものでした。
 地震が発生した14時46分には、職場でも一斉放送が入り1分間の黙とう。
 2年前も同じ執務室にいて、ロッカーが倒れる等の被害は無かったものの、なかなか収まらない揺れに、大きな恐怖を感じました。
 そして交通機関が麻痺。
 しばらくは携帯も固定電話も不通。それでもパソコンのメールが比較的早く復旧して家族と自宅の無事が確認され、ほっとしたものです。
 通勤経路のメトロと西武線は、当日の内に運転再開。
 西武新宿駅に着くと、改札からの長い行列が大ガード下まで続いていました。しばし待たされ乗りましたが、いつもは大勢が乗り込んでくる高田馬場駅では、ほとんど乗ってくる人はいませんでした。JRは不通のままだったのです。おかげで大した混雑もなく、午前2時頃には帰宅できました。
 翌日からは、電車の間引き運転やモノ不足、計画停電など、いっときの不便はあったものの、それから2年が過ぎた東京では、何もなかったかのような、それ以前と同じ普通の生活の日々が過ぎているのです。
 昨日からこの日にかけて、日比谷公園では「東日本大震災 市民のつどい ピース オン アース」が開催されていました。
 昼休みに立ち寄ってみると、ステージ横には大きな太陽光パネル。東京でもできることがあるという、ボランティア紹介コーナーも。
 
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 被災地等からも多くの出店。
 公園ではカンヒザクラが満開。水仙も。青空の下、平和そのものです。
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 終業後にも立ち寄ってみると、献花・追悼ドームの中には鎮魂のキャンドルが灯され、多くの方たちが祈りを捧げていました。
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 ステージではライブ。若い男性歌手が「未来を変えるのは、君のたった今」と熱唱。
 肌寒い中、多くの若い人たちで盛り上がっています。
 被災地や、ボランティアが活動する模様の写真展のブースもあり、若い女性や外国人の方が真剣に見入っていました。
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 帰宅したのは20時半頃。
 テレビをつけようとして驚きました。
 3月11日のゴールデンタイムに、全ての民放テレビ局はバラエティ、それにドラマ、スポーツ中継。
 震災直後、報道番組ばかりでCMさえ自粛されていた重苦しい雰囲気を思い起こせば、平穏な時代が戻ってきたことを素直に喜ぶべきなのでしょうか。
【ご参考】
 ◆ ウェブサイト:フード・マイレージ資料室
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